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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第74話 天国への階段か、地獄への奈落か。目指せ、天空の野菜畑ベジタブルスカイ!
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人間を見下して馬鹿にしているくらいだ。


 だから命を大事にするイッセー先輩は凄く眩しく見えてしまう。


「イッセー先輩、もう大丈夫です」
「おっ、そうか?なら下ろすぞ」


 僕はイッセー先輩に下ろしてもらい自力でツルを登っていく。


(僕も強くなるんだ!イッセー先輩や皆のように……!)


 そうして何時間もかけてツルを登っていく。辺りの景色がどんどん変わっていき、地上は遥か真下に小さく見える程だ。


「ケェェェ!」


 すると大きな鳥の化け物が僕達に襲い掛かってきました。僕はビクっとしましたが、反対にイッセー先輩は美味しそうなモノを見つけたような嬉しそうな笑みを浮かべます。


「おっ、怪鳥『ゲゴン』じゃないか。丁度いい、あいつで腹ごしらえをしよう」
「じゃあここは私達に任せて!行くわよ、ゼノヴィア!」
「応っ!」


 イリナさんが空中を駆け巡り大きな怪鳥に蹴りを入れて吹き飛ばしました。


「はあっ!」


 そしてゼノヴィアさんが剣で見事に真っ二つにした。因みに二人がエクソシストだと言うのは飛行機の中で説明してもらいました。正直最初はすごく怖かったけど、焼き肉屋でお肉を巡って喧嘩していた二人を思い出したらそんなに怖くなくなりました。


「イッセー、美味そうな怪鳥をゲットしたぞ」
「サンキュー、イリナ、ゼノヴィア。なら昼飯にするか」


 イッセー先輩の吐いた炎で怪鳥がこんがりと焼かれていく。そして小猫ちゃんがそれを包丁で切り分けてお皿に移していった。


「はい、ギャー君」
「ありがとう、小猫ちゃん」


 はむっと怪鳥のお肉を齧ってみる……んー?脂がのっていてジューシーで美味しいです……?


「それにしても随分と高い所まで来ましたねー。私は普段は箒で移動しているんですけど、こんな高さまでは来たことないです」
「標高としては大体1000メートルくらいか。前に行った『へるスィ〜』の店があったくらいの高さだな」
「あの時は夜景の美しさに感動したけど、ここじゃ恐怖の方が大きいわね」


 ルフェイさんが周りの景色を見ながらそう言うと、イッセー先輩が大体の標高を教えてくれましたリアス部長は前に行った焼き肉屋の風景と今の風景は同じ高さでも怖さが違うと話しました。


「皆良く食べられるわね……私、あんまり食欲出ないわ……」
「私もですぅ……」


 ティナさんとアーシア先輩はさすがに疲れたのか先程と違いゲンナリとしています。僕も疲れていますがイッセー先輩にフォローしてもらう事もあったのでまだ食欲はあるくらいには回復できました。


「しっかりと食べておいた方が良いぞ、これからさらに高い所に行くからな。高所に上
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