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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第74話 天国への階段か、地獄への奈落か。目指せ、天空の野菜畑ベジタブルスカイ!
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「ギャスパー、見ていたわよ。さっきの攻撃凄かったじゃない」
「うん、見ていた僕達も震えちゃったよ」
「凄い迫力でしたわ」
「さっきの凄いのはなに!?取材させてほしいんだけど!」

 
 リアス部長、朱乃先輩、祐斗先輩、ティナさんがそう言って褒めてくれた。しゅ、取材はちょっと遠慮したいです……


「ギャー君、凄くかっこよかったよ。もうヘタレなんて言えないね」
「ああ、吸血鬼というのは陰湿な輩ばかりだと思っていたがギャスパーは勇気ある少年だな」
「可愛い顔してるのにやるじゃない!」
「これは期待の新人が現れましたね〜」


 小猫ちゃん、ゼノヴィアさん、イリナさん、ルフェイさんも褒めてくれて何だかくすぐったくなってきました。


「でも今はもうコントロールできそうにありません。あの子も引っ込んでしまいましたし……」
「でも少しの間とはいえスタンドがギャスパーの意志で動いたんだ。こんなにも早く成長できるとは思わなかったぜ。良くやったな、ギャスパー」
「助けてくれてありがとうございます、ギャスパーさん」


 イッセー先輩はそう言って僕を撫でてくれて、アーシア先輩が笑顔でお礼を言ってくれました。


「……ぐすっ」
「ど、どうしたんだ!?強く撫で過ぎたか!?」
「ち、違うんです……こんな風に何かを達成して褒めてもらえたのは初めてで……嬉しくなっちゃったんですぅ……」


 僕は嬉しくなって泣いてしまった。イッセー先輩が慌ててしまったがそれでも涙を止めることが出来なかった。僕はイッセー先輩の胸にしがみついてわんわんと泣き続ける。


 実の父親にすら褒められたことは一回もなかった。ヴァレリーは僕の事を可愛いと褒めてくれてそれで女装が趣味になったけど、容姿を褒められたから達成感はなかった。


 リアス部長や朱乃先輩に慰めてもらったり、祐斗先輩や小猫ちゃんに励ましてもらったことはあったが僕が誰かの助けになれた事は一度もなかった。


 でもこうやって僕の力が誰かのために役立ってそれで褒めてもらえたりお礼を言われたりしたのは初めてだった。それが泣いてしまうくらい嬉しいんです……自分を認めてもらえたと思えたから……


「まあ今日くらいは一杯泣きな。こんな固い胸でよかったらいくらでも貸してやるからさ」
「はいぃ……!」


 僕は暫くの間イッセー先輩の胸の中で泣き続けた。イッセー先輩はポンポンと背中や頭を撫でてくれてとっても温かかった。


 数分後にようやく涙が収まり僕はイッセー先輩に謝罪した。


「ごめんなさい、イッセー先輩……服を汚しちゃって……」
「気にすんな。俺達は仲間だろう?」
「仲間……ですか?」
「ああ、お前もG×Gを冒険する仲間だ。これ
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