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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第74話 天国への階段か、地獄への奈落か。目指せ、天空の野菜畑ベジタブルスカイ!
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「凄いですわね……上を見上げてもどこからツルが伸びて来ているのか全然見えませんわ」
「このツルは『スカイプラント』から伸びたもので通称『天からのいざない』と呼ばれています」


 天からのいざない……とてもロマンチックな名前ですね。


「まあ実際は激しい気候や環境の変化で有名な場所で、本当の意味で天国に行ってしまう奴も多いらしいけどな」
「今から登ろうとしているのにそんな情報を言わないでよ!」


 イッセー先輩の捕捉にリアス部長が怒ってしまいました。ほ、本当に大丈夫かなぁ……


「もしかしなくてもこれを登っていくのよね?」
「ああ、そうだ。飛行機じゃ大型の怪鳥や激しい気流で直に墜落しちまうからな。ベジタブルスカイに行くには直接登っていくしかない」


 ティナさんの問いにイッセー先輩はそう答えました。上なんか全然見えないけど一体どのくらいまで高いんだろう。


「各自準備は出来たな?そろそろベジタブルスカイに向かうぞ!」


 い、いよいよ冒険が始まるんですね。初めての挑戦だけど僕も強くなるために頑張ります……!



―――――――――

――――――

―――


「つ、強くなれるか不安になってきました……」


 ベジタブルスカイを登り始めてそれなりの時間が立ったけど、一向に頂上が見えてきません。腕や足もパンパンになってきたし凄く疲れました……


「ギャー君、大丈夫?無理はしちゃだめだよ」
「疲れたらおぶってあげるからファイトだよ」


 小猫ちゃんとイリナさんが励ましてくれるけど、この二人は疲れを感じさせないんですよね。同じ人間であるゼノヴィアさんは体力がありそうですが、アーシア先輩やティナさんといったか弱そうな人たちもまだ余裕そうです。一体どんな危険な場所を冒険してきたら体力が付くんだろうと思いました。


「ギャスパー、大丈夫か?お前はG×Gは慣れていないから疲れたらすぐに言うんだぞ」


 イッセー先輩にそう言われましたが、強くなりたいと言った手前直に諦めるのは流石に恥ずかしいです。


「大丈夫ですよ、イッセー先輩。まだ行けます……」
「……そうか、根性あるな」


 イッセー先輩はそう言うと僕の頭をクシャッと撫でました。こんな風に撫でてもらったのはあまりなかったな、何だかお兄ちゃんが出来たみたいです。


「そういえば、イッセー先輩は赤龍帝の籠手を宿しているんですよね」
「ああ、俺は今代の赤龍帝だ」
「すごいなぁ……僕なんて全然神器をコントロールできないから羨ましいですぅ……」


 僕はイッセー先輩が赤龍帝だと聞いたとき驚いた。話だけしか聞いたことがないけど赤龍帝たちは皆力に飲み込まれて悲惨
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