暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第74話 天国への階段か、地獄への奈落か。目指せ、天空の野菜畑ベジタブルスカイ!
[1/12]
[8]
前話
前書き
[1]
次
最後
[2]
次話
side:ギャスパー
土曜日の朝、僕達は今飛行機に乗ってベジタブルスカイという場所を目指しています。強い猛獣とか危険な気候がいっぱいって聞いて正直怖いけど……でも僕も皆みたいに強くなりたい、だから頑張ります!
「凄く速いですね、あっという間に雲が過ぎ去っていっちゃいます」
「IGOの捕獲専用機だからな、これなら後十分ほどで目的地に到着するぞ」
アーシア先輩は外の景色を楽しそうに見ています。ぼ、僕はちょっと怖いので遠慮しておきます……
「でもテリー達はお留守番なのは残念ですね」
「テリーもオブも親父が修行できる場所に連れて行ったから暇ではないだろう。あいつらも強くなるさ」
「ユンユーン」
「ユンも強くなりたいの?でも今は私が守ってあげるからね」
「ユーン」
小猫ちゃんは足元にいる小さなペンギンにそう言って抱きしめた。初めてテリーやオブを見た時は驚きましたけど、直ぐに仲良くなれました。他の猛獣はもっと獰猛らしいですのでこうはいかないようですが……
「でも黒歌さんはこなかったんですね」
「ああ、黒歌はグルメ界に入ることが出来るらしいからな。俺達の修行でしゃしゃり出たら皆の邪魔になると言って基本ノータッチで行くようだ」
「えっ、じゃあ黒歌ってイッセーよりも強いの!?」
ルフェイさんが小猫ちゃんのお姉さん、黒歌さんが今回の旅に同行しなかったことに首を傾げ、イッセー先輩が自分から辞退したと話しました。するとリアス部長がイッセー先輩より黒歌さんの方が強いのかと言います。
「いや、黒歌は戦闘力も高いがそれ以上に環境への適応が上手いらしい。実際にグルメ界でまず死ぬ要因になるのは猛獣よりも様々な自然環境が原因らしいからな」
「一龍さんに依頼された食材はそういった過酷な環境に適応できるようになるための修行だったね」
「ああ、だからアイスヘル以上に危険な場所もあるかもしれない。皆、心しておけよ」
イッセー先輩の話に祐斗先輩が今回の修行の目的を話しました。話によるとこのG×Gにはグルメ界と呼ばれるとても危険な場所があるらしく、イッセー先輩達はそこに行けるようになるために修行をしているみたいです。
「おっ、見えてきたぞ!」
イッセー先輩が何かを見つけたようで僕は窓から外を見ました。すると天空から垂れているツルを見て驚きました。だって上を見上げても大地なんてないのにツルが垂れ下がっているんですから。
「なにあれっ!?どうして空からツルが垂れているの!?」
「あれがベジタブルスカイへの入り口ですよ。さあ着陸しますよ」
すると飛行機は大きな葉の上に着陸しました。かなりの重量があるはずなのにビクともしないなんて……凄い生命力です。
[8]
前話
前書き
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ