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寄り添い合う子供と犬
第一章
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「カイノア、トルネードと」
「いつも一緒にいるから」
 カイノアは喋った、自閉症で滅多に喋らない彼が。
「僕のお兄さんだから」
「触っていいの?」
「トルネードといると嬉しくて」
 そしてというのだ。
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