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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
最終章へと向かうその前に…
水・着・勢・揃(前)
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ていたのだ。
「こ、これは…バレーボール!?」
「そーれっ!」
メカクレスキーの顔面に当たったのはバレーボール。
そして前を見ればキューティーパープルにより投げ上げられた二球目、飛び上がるマリー。
「悪い人には、お仕置きよ!」
鋭いスパイクが、メカクレスキーの顔面に炸裂した。
そう、
キュア☆マリーは前衛だってガンガンこなせる。
「ぐはぁ!?」
「メ、メカクレスキー!!」
キュア☆マリーの必殺スパイクはクリティカルヒット。
顔面レシーブをしたメカクレスキーはついに倒れ、
「メカクレでなくとも…こんな力が…出せるというのか…!」
「メカクレスキー!おいしっかりしろ!死ぬな!おい!!」
「くく…メカスレスキー死すともメカクレは死せず。ブラックバード…あとは頼んだ…必ず…いつか世界中をメカクレに………。」
「メカクレスキィィィィーー!!!!!」
再起不能となった。
仲の悪い者同士であっても、ブラックバード様はメカクレスキーの死を悲しんだ(死んでないけど)
「くそっ!許さねぇ…!メカクレの意思は継がねぇが…てめぇらは俺達が倒してやる!!」
死んだフリをしていたメカクレスキーもといバーソロミューは己の役目を全うすると、匍匐前進でそそくさと退散していく。
そして普段からいがみ合っていたハズの関係なのだが、やはり仲間の死は悲しいもの。
怒りに心を染めブラックバード様は必ず彼女らを倒すと誓う。
しかしそんな時だ。
「ジャンヌ達を倒す?それはどうかな?」
「!?この声は…!!」
このヒロインショーは主に水着のサーヴァントが出てきて悪を倒すのがいつもの流れだ。
だが、ごくたまに女性でもなく、そしてサーヴァントでもない謎の戦士が颯爽と現れることがある。
「誰だ!?出て来やがれ!!」
「誰だ?だと?この声も聞き飽きただろうに。声の主も分からないのかブラックバード。」
「ブラックバード様!!この声!この憎らしい声!私は聞き覚えが!!」
「なんだとプレラー・T!」
正体不明の謎の声。
プレラー・Tはこの声に覚えがあるのだという。
飛び出しそうな目がさらに飛び出し、激昂したプレラー・Tは忌々しく語り出した。
「忘れもせぬ…この声…貴様…!思い出した!!思い出しましたぞ…!!なぜ私が悪役になったか!!それは貴様を!易々とジャンヌの隣に立つ貴様をこの手で倒すため!!」
そうして観客席からは声の主が現れる。
地を蹴り、空中で身体をひねって見事にステージに着地。
彼こそこのシルク・ドゥ・ルカンの隠れたヒーロー。
その名も
「マスク・ド・ルカン…ここに参上!」
マスク・ド・ルカン。
鮫を模した仮面をかぶり、そのヒーローはスタイリッシュに登場
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