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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
最終章へと向かうその前に…
水・着・勢・揃(前)
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お前らどうした…いや、これは…!!」

ここでブラックバード様は気付く。
何やら輝かしい光が空から降り注いでるではないか!

「なんの光!?」
「ああ…心が…心が照らされていく…!」
「なんか…あったかい…!」
「お前ら…!!おいしっかりしろ!何してやがる!!」

その光が、神々しい慈愛に満ちた優しい光がなんと雑魚敵達の心を優しく照らし清らかにしているのだ。

「争いは…憎しみしか生まないもの!だからやめましょう?」
「…!!」

降り注ぐ聖なる光。
そこから舞い降りてきたのは一人の王妃である。

「おお…マリー様!」
「悪人である俺達すら…受け入れてくれるというのか!」

雑魚敵達は多分演技だろうが、やってきた5人目のヒロイン、マリー様に頭を垂れ忠誠の意を示し出した。

「キュア☆マリーがんばえー!」
「ヴィヴ・ラ・フランス!!フランス万歳!!」
「これで勝ったな。」
「ああ、今のところあの子出てビンチになったことないもん。俺の記憶が正しければ無敗。」

と、ベテラン観客が応援しながら語り出す。
実はこのマリー、ヒロインショーには割と初期から出ていたりする。
キュア☆おっきーに憧れ、なんでも弟くんに直接出演の交渉をしにいったとかなんとか。
あと

「マリー!!!!!」

広海さんもいつの間にか観客席に上がり熱烈に応援してる。
あれなに?あの『ヴィヴ・ラ・フランスして』って書いてある団扇自作?
あの人常識人なんだろうけどマリー関わると一気にIQ下がるよな。

「お栄ちゃぁぁぁぁん!!!!」
「マリィィィィィィーっ!!!!」

張り合うなよ。

「この光はなんだ!?」
「分からなければお教えしましょう!私の妹の1人、キュア☆マリーは王妃の威光とか愛とかそういうもので悪を払い、全てを自分の支配下に置くことが出来るのです!」

いやそれもう洗脳じゃねーか!!
雑魚敵達「ヴィヴ・ラ・フランス!!」しか言ってねーぞ!!
これ演技だよな!?そうなんだよなぁ!?

「おおお…なんたる慈愛の光!!しかしこの程度…!聖女の光には到底及ばぬ…!!」
「くっ…メカクレだったら即死だった。」

プレラー・Tは悶え苦しみ、メカクレスキーは思わず膝をついてしまっている。
キュア☆マリーの登場により、悪役側の形勢はさらに傾いた。

「だが屈しはしない!この世をメカクレに染め上げるまで…メカクレスキーは死ねんのだ!!」

手下の雑魚敵は使い物にならなくなった。
メカクレスキーはふたたび剣を抜き、彼女らに直接勝負を挑みにかかる。

「ふっ…この程度近づいてしまえばごぼぉ!?」

まずマリーを潰せばいい。
メカクレスキーの判断は間違ってはいなかった。
だが彼は侮っ
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