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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
最終章へと向かうその前に…
水・着・勢・揃(前)
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からね。」
「あぁ、それはどうも…。」

と、ギルガメッシュに握手を求められたので勿論両手でしっかり握り返した。
相手は金持ち+未来の英雄王だぜ?
ここでしっかりやっとかないとあとでどうなるか分かんねーもん。

で、ギルガメッシュの言った通り

「」

弟くんの顔は死んでいる。
まぁヒロインショーいつもより豪華にやるよと言っただけで内容は一切伝えてなかったからね。
そらびっくりするわ。
さて、改めて会場の様子が映された液晶に目をやると

「イルカさんも歯が立たない…一体どうすれば…!」
「一つだけいい方法があるぜぇ?キュア☆ドルフィンさんよぉ!ここは大人しく降参して負けを認めることだ。そうすりゃ、囚われの未亡人も返してやるよ!」
「キュア☆ドルフィン!あいつの言葉を信じちゃダメ!悪者ってのはそういって後で騙してくるんだから!」

明らかに劣勢の様子。
観客席からはがんばれの声援。
しかし持ち直すことは非常に難しいようだ。

「にしても厄介ねあのタコ足。せめて私と同じようにあれを"斬り落とせる"ような水着剣豪がいれば…!」

しかし逆転の手段は一つだけある。
それは武蔵と同じように"斬る"という攻撃手段を持ったサーヴァント。
おっきー?違う。勿論マリーでもない。
答えは

「…。」
「探偵殿、なんだいその目は。おれァ出ねぇって言ったろ。」

北斎だ。

「こういうのはなんだかんだで逆転して勝つってもんだろ?正義は勝つなんて言葉があるしナ。だからおれの出る幕はねぇし何より"あいつ"を出したかねぇ。帰る。」

そう言い、帰ろうとする北斎。
だがそれを止めたのは

「…どういうつもりだい?マゾ犬。」
「お栄ちゃん…その。」

裾を引っ張る舞。
そしてその手には

「なっ…!?」
「…ごめんね。僕、買われちゃった。」

聖晶片が握られていた。

「それは…おれが全部売っぱらったろ!?」
「残念。俺があげたんですよ。」(ゲス顔)
「!?」

悪意タップリのゲス顔をした俺を驚いた顔で見る北斎。

「マイ…!お前まさか"ぐる"だってのかい!?」
「安い男の娘(オンナ)だったぜぇ?お前の奥さんはよォ。何せモンブラン三個で北斎を水着にしますって快諾してくれたんだからなぁ!」

そう、昨日の事を思い出して欲しい。
舞が限定モンブランをのがし、しょんぼりしていたところに俺達3人のマスターがやってきたことを。
ある条件をのめばモンブランを食べさせてやる。
その条件とはまさに、『北斎を水着にし、ショーに参加させること。』
最初は確かに舞も躊躇った。
ドMだが水着関係の場合、ひどいお仕置きが待っているんだろう。
モンブランという目先の欲望か、それとも自分
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