第一章
[2]次話
救われた野良の猫が
マリーナ=トロシコフ、ダラスに住んでいてOLをしている黒髪で黒く丸い目の女性は自宅に遊びに来ていた友人にトラ毛で耳の大きい猫を見せて話した。
「この娘拾ったけれど」
「野良猫だったの」
「そうなの」
「ニャ〜〜〜ン」
その猫を見せながら友人に話した。
「サバンナって名付けたけれど」
「随分人に馴れてるわね」
「ええ、その時たまたまうちの娘に買ってあげるご飯持っていたからあげたけれど」
「ニャーーー」
猫はもう一匹いた、灰色の毛の猫で随分毛並みがよく洒落た感じだ。
「ミーシャにね」
「あんたが前から飼っている猫よね」
「ええ、それでただご飯あげただけじゃね」
「その時によね」
「それじゃあこの娘野良猫のままで根本的な解決にならないから」
その猫サバンナにとってだ。
「だから一旦拾って今飼い主募集しているの」
「それで拾ったの」
「そうなの、ここって林が多くて」
それでとだ、マリーナは友人に話した。
「結構コヨーテやボブキャット多いでしょ」
「アメリカの自然と隣り合わせの場所よね」
「そう、アメリカのね」
中々以上にハードなこの国の自然とだ。
「だからね」
「それでなのね」
「あえてね」
ここはというのだ。
「そうしたのよ」
「一時的に保護したの」
「けれど今はいいけれど私の仕事の状況だとね」
マリーナはここで友人に少し苦笑いになって話した。
「ミーシャだけならいいけれど」
「その娘もってなると」
「二匹も面倒見切れる自信がないから」
だからだというのだ。
「それでなの」
「その娘は新しい飼い主探してるの」
「そうしているわ、実際にインターネットで募集してるし」
こうしたことも行ってというのだ。
「それでボランティア団体にもね」
「お話してるの」
「そうしているわ」
実際にというのだ。
「だから運がよくて神様のご加護があったら」
「新しい飼い主さん早いうちに見付かるのね」
「そうなると思うわ、だからね」
それでというのだ。
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