暁 〜小説投稿サイト〜
崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
最終章へと向かうその前に…
姉と出禁と紫の未亡人
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…!」
さて、ここではあることに注目して欲しい。
観客席にて雑魚敵に抑え込まれている観客。
実は彼女、タダの観客ではない。
こちらの仕掛け人だ。
「あの…そろそろよろしいでしょうか?」
黒と紫を基調としたドレスを身にまとった"観客"はなるべく優しく抑えてくれてる悪役に確認をとる。
そして悪役が頷くと、
「えい!」
そのまま観客は背負い投げをし撃退したのだ。
「な、なんだってェ!?」
「私をただの一般人だと見くびりましたね。海賊ブラックバード。」
コツ、コツと靴の音を響かせその観客は舞台へと降りてくる。
ふわりと飛んでイルカさんたちのプールを軽く飛び越えると、観客もとい、そのサーヴァントは優雅に降り立った。
「お、お前!!何者だ!」
「何者?必要とあらばお教えしましょう。」
観客席がざわつく。
なんだよ、また新キャラか?
一日に2人とも出すとか大出血サービスだろとか賑わいまくってる。
「ある時は図書館の司書。ある時は昭和風アイドル、そしてまたある時は女子高生風コスプレイヤー。しかしてその実態は…!」
それに合わせ、裏方でスタンバイしていた葵が聖晶片を砕いた。
「はっ!」
紫色の眩い光に包まれながらそのサーヴァント、紫式部は華麗に変身を遂げる。
裸になったりするけどそこら辺は不自然な謎の光でカバーしてるからお子様にも安心だ。
「魅惑のブラック・ウィドウ、紫の妖しき未亡人!キューティーパープル、ここに見参!です!」
「な、なにィ!?」
ここで現れたのは3人目のヒロイン、
紫の妖しき未亡人キューティーパープル。
てかお子様向けのヒーローなのに未亡人とはこれいかに…。
性癖歪んじゃうよ…。
ちなみにセリフは本人がノリノリで考えてくれたよ!
『突然現れた謎のヒロインキューティーパープル!自ら未亡人だと明かしたヒロインは彼女が初めてだがなんだか子連れのお父様方には好評っぽいぞ!シルク・ドゥ・ルカン!ここに来て新たなファン層獲得だ!!!』
ジャガーマンさんの言う通り、彼女のどこか寂しげな雰囲気と美貌にやられ、お父様方は目が釘付けになっていた。
黒でシックな水着、露出は極力おさえているようだが逆にそれがリビドーを掻き立て背徳的な気分にさせる。
おそらく、家族連れの観客が増えることだろう。
「ハッ!拙者未亡人はアウトオブ眼中ですしー!キューティーパープルとやら!とっととおかえり願おうか!」
なんだとコノヤロー!
未亡人の良さが分からねぇのかブラックバード!
とかなんか観客からの避難の声聞こえてますが…。
「…。」
「どうするよ?式部さん出たけど。」
さて場所は変わり舞台裏。
そこではカメラで一部始終を見ている残り
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