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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
最終章へと向かうその前に…
姉と出禁と紫の未亡人
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わざとらしく戸惑っているジャンヌに武蔵は振り向くと

「安心してキュア☆ドルフィン。私はあなたの味方ですから。」
「出禁の武蔵さん…!」
「え、それやめて。」
『突然現れた謎のヒーロー出禁の武蔵!助っ人としては申し分ない!さぁジャンヌ!彼女と共に悪を討て!!』
「やめて。」

しかし現実は非常かな。
この後、水着剣豪宮本武蔵の通称は"出禁の武蔵"と広まってしまったのである。

「ええい!たかが2人に増えただけじゃねぇか!野郎共!やっちまえ!!」

お決まりのセリフを吐き、ブラックバード様は雑魚敵に指示を下す。
カットラスをかまえ、数十もの雑魚敵は彼女らに襲いかかるが。

「なんの!たかが有象無象!この武蔵にはカトンボと変わりなし!!」

いともたやすく斬り捨てていく武蔵。
あ、大丈夫。ちゃんと手加減してるしマジで斬ってはないからね。

「すごいぞ出禁の武蔵!!」
「やべぇ!新キャラじゃん!あれ俺の推しにするわ!!」
「お姉チャンバラかな?」

観客からは概ね好評。
そしてジャンヌも負けてはいない。

「くっ…中々やるが…君には姉弟揃ってメカクレになってもらうぞ!!」
「弟くんを巻き込まないでください!!」

雑魚的と共にやってきた敵幹部、メカクレスキーと戦っている。
彼は紳士であり、先に雑魚にやらせて自分は後から戦うという戦い方はしない。
正々堂々と戦うのが彼のセオリーなのだ。
たまにいるよね。妙に優しい悪役。

「くっ…このままじゃやべぇな…!」

雑魚敵は簡単にやられ、劣勢に追い込まれるブラックバード様。
しかし彼はいい事を思いついたのか、悪役特有の悪そうな笑顔を浮かべ、

「ふふ…大人しくした方がいいんじゃねぇのかい?お二人さんよォ?」
「な、何ですって?」

フックを舐めながらゲスい顔で話し出すブラックバード様。

「ほら、あれを見な。」
「な…!!」

ブラックバード様の指さした先、
観客席のところにはなんと雑魚敵に羽交い締めにされたお客さんが…!!

「ブラックバード!卑怯だぞ貴様!」
「そうです!卑怯過ぎます!!」
「悪党め…それでも人間か!!」
「へへへ…なんとでも言いやがれ。俺様は卑怯とらっきょが大好物なんでなァ…ってかキュア☆ドルフィンや武蔵はともかくなんでお前まで拙者のこと非難すんの?おかしくない?」

メカクレスキーも一緒になってブラックバード様を非難するのはさておき、彼女らは人質をとられてしまい身動きがとれなくなってしまった。

「さーて、というわけで俺達の言うこと聞いてもらおうか。」
「ああ、そうだね。ではまずは前髪を伸ばしてもらうとしよう。」

こいつほんとメカクレの事しか言わねーな。

「このままでは
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