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おっちょこちょいのかよちゃん
122 大戦の日までに
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っていたからだろう。
(遂に戦うのか・・・。そしてやっぱり藤木君は異世界にいたのか・・・!!)
 長山はこの依頼を断るとバチが当たると思い、決意を固めた。

 冬田にも異世界からの手紙が来た。
(ええ、始まるの・・・!?)
 冬田は恐怖を感じた。
(大野くうん、私、どうすればいいのかしらあ・・・?)

 すみ子の家にも異世界からの手紙は届いていた。
「お兄ちゃん、異世界の人からの手紙が来てたよ・・・」
「ああ、俺もだよ」
「お兄ちゃん・・・、私達、大丈夫かな・・・?」
「そう信じるしかない。兄ちゃんも行くし、すみ子の友達も行くだろ?きっと大丈夫だ」
「うん・・・!!」
 すみ子は兄の言葉によって異世界の戦いに参戦すると決めた。

 ブー太郎の家にも手紙は来た。
(異世界の剣・・・?もしかして山田かよ子が持ってる杖とあの名古屋の姉ちゃんが持ってる護符と同じ最強の強さを持つ物なのかブー?)
 そしてブー太郎もその文を読む事でもう一つのことを理解した。
(ふ、藤木、やっぱり異世界にいたのかブー!!)
 そしてブー太郎は自分も異世界で戦わなければならないと自覚する。そして電話を掛ける。
「大野君」
『どうした、ブー太郎?』
「大野君の所に、異世界からの手紙、届いたのかブー?」
『ああ、来たぜ。俺は行くつもりだ。こんなの断るわけにはいかねえ。俺達の未来もかかってんだからな』
「解ったブー。オイラも行くブー!!」
『サンキューな、ブー太郎。流石俺達組織「次郎長」の一人だ!』
「いやあ、それじゃ、ブー」
 ブー太郎は電話を切った後、今度はもう一人の親分、杉山に電話を掛ける。
「もしもしブー、杉山君?」
『おう、ブー太郎、どうしたんだ?』
「実は、オイラの所に異世界からの手紙が来たんだブー。杉山君の所にも来ているのかブー?」
『ああ、来たぜ。俺は行くぜ。この頼みを聞いたなら断るわけにはいかねえんだ』
「そうですね、ブー。オイラも頑張るブー!」
『そうだな、一緒に元の世界を取り戻そうぜ!』
「はい、宜しくお願いしますブー!」
 ブー太郎は電話を切った。

 さくら姉妹の所にも異世界からの手紙が来ていた。
「ええ、異世界行くのお〜、面倒くさいなあ・・・」
「あんたねえ、そんな呑気な場合じゃないのよ。そうやってぐうたらできるのも今のうちかもしれないのよ」
「いいじゃん、お姉ちゃん、一人で行ってきなよ〜」
「バカ言ってんじゃないわよ!あんた、前に異世界の敵が来た時、あの高校生の人から叱られたでしょ!ちょっとはその石持ってる事に責任持ちなさいよ」
「え〜、じゃあ、お姉ちゃんにあげるよ」
「要らない」
 緊張感を持つ姉と怠惰な妹であった。

 北勢田は異世界からの手紙を読む。
(遂に大きな
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