第四百五十一話 勇者の弟子達その六
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「そういうことで」
「もうこいつは出来る限り無視してもいいから」」
ニコも言った。
「かなり難しいことだけれどね」
「無視すること自体が」
「ええ、かなりね」
こう言うのだった。
「どうしても目に入るから」
「こうした人ですから」
「そうだけれどね、ただ敵じゃないから」
ニコはこうも言った。
「スサノオには絶対につかないから」
「私もまた神だからな」
慱はニコの言葉を受けて不敵な笑みで言い切った。
「あの様な神とは違う、人はその資質を高みに達させると神になるのだ」
「そういう意味の神なんですね」
ダイもその言葉を聞いて言葉で頷いた。
「そうなんですね」
「私が神である理由はな」
「それでスサノオは」
「奴は最初から神だが」
「それでもですか」
「退屈から逃れる為に愚かにも人間に戦いを挑む」
そのスサノオの行動についても語った。
「そうした神だ、だが私は違う」
「どういった神様ですか?」
「ひたすら己の才能を磨きだ」
そうしていってというのだ。
「己を高めて神に達しさらにだ」
「上を目指すんですか」
「そうした神だ、君達も同じだな」
慱は今度はダイ達に問うた。
「強くなってきたな」
「ポップなんか凄いですよ」
「クピイ」
ダイだけでなくゴメちゃんも言う、見ればゴメちゃんの目はきらきらとしていてそこに曇ったものはない。ダイはそのゴメちゃんの横でさらに言った。
「もういつも必死の修行で」
「それでだな」
「物凄く強くなっていますから」
「そりゃ俺だって負けていられないからな」
ポップはダイに言い返した。
「敵に、それに俺自身の弱さにな」
「だから修行してだね」
「俺なりにな」
「強くなっているんだね」
「そのつもりだよ」
「そう、人間は何処までも強くなれるんだ」
宝生がここでダイ達に語った。
「強くなろうと努力すればね」
「それで、ですね」
「宝生さん達も勝ったんですね」
「仮面ライダークロノスに」
「そしてこれまでの戦いでも」
「そうだよ、それでね」
宝生はダイとポップにさらに話した。
「今もだよ」
「戦っていますか」
「スサノオと」
「そう、だから君達もね」
ダイ達もというのだ。
「必ずね」
「強くなれる」
「そうなんですね」
「何処までもね、大魔王を倒したんなら」
あまりにも強大だった彼にだ。
「それならだよ」
「スサノオにも勝てますか」
「神にも」
「必ずね、君達二人だけでもないね」
宝生は微笑んでこうも言った。
「そちらの世界でスサノオと戦っているのは」
「マアムとレオナもいます」
ダイはまずこの二人の名前を挙げた。
「ヒュンケルもクロコダインも」
「他にも頼りになる奴ば
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