第三章
[8]前話
妻と共に散歩に出た、三十分程歩いてそのうえで家に帰った、この時ふわりの足を拭くことも忘れなかった。
そうしてふわりをリビングに戻すとだった。
久し振りに運動をして運動不足が解消出来てかつ気分も少しよくなったふわりはご飯とミルクを口にした、夫はその彼女を見つつ妻に話した。
「こうしてな」
「これからはね」
「毎朝毎夕な」
「お散歩に行けばいいわね」
「絶対にな、雨でも雪でもな」
天気に関わらずというのだ。
「そうしていくぞ」
「それじゃあね」
「ああ、そしてな」
それでというのだ。
「ご飯もな」
「あげるわね」
「ちゃんと向かい合ってな」
「それで遊ぶことも」
「しような、そしてな」
そのうえでというのだ。
「ふわりに徐々に慣れてもらうぞ」
「そうするのね」
「それと動物の言葉がわかる大学の先生がいるからな」
「だからなの」
「その人にふわり診てもらうか」
「ワンちゃんの言葉もわかるのね」
「ふわりにその人のこと話してもらってな」
そうしてというのだ。
「ふわりも気持ちをちゃんとわかって」
「そのうえでっていうのね」
「ああ、尚更な」
これからはというのだ。
「ふわりと一緒に暮らしていくぞ」
「そうするのね」
「散歩は絶対に忘れないでな」
「ワンちゃんには何があっても必要だから」
「それはな」
こう言ってだった、夫はふわりが朝食を口にするのを見てからだった。
自分の朝食を妻と共に食べて仕事に行った、ラーメン屋の仕事は自分よりはじまるのが遅くてまだ寝ている息子はいなかったが家に出る時に妻と娘に行って来ると言って家を出た。
散歩は絶対に 完
2021・1・26
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