第五話 少しずつその二
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こう言ってなのだった。実際にだ。
千春に別れを告げてその場から去ったのだった。こうしてだ。
千春は一人になった。それを見届けてだ。
希望はほっとする以上にあだ、喜びを感じていた。千春を見たからだ。
そのうえで彼女のところに戻ってだ。そうして言ったのだった。
「有り難う」
「有り難うって?」
「あっ、うん。ちょっとね」
「さっきのこと見てたの?」
自分の向かい側にまた座った希望にだ。千春の方から言って来た。
「千春のこと」
「うん、見るつもりはなかったけれど」
「いつもだよ。ただね」
「ただ?」
「千春は希望だけだから」
それでだとだ。千春は笑顔で希望に告げたのだった。
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