暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第73話 怖がり吸血鬼登場、歓迎の焼肉と修行の場は天空の野菜畑!?
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たからかスタンドは出なかった。


「初めまして、ギャスパー。俺は兵藤一誠、気楽にイッセーって呼んでくれよな」
「アーシア・アルジェントです。どうぞよろしくお願いします」
「え、えっと……ギャスパー・ウラディです。よ、よろしくお願いします……」


 どうにか自己紹介をすることが出来たね。まだちょっと緊張しているみたいだけどイッセー君やアーシアさんなら直ぐに打ち解けられると思う。


「あ、あの……兵藤先輩……でいいのでしょうか?」
「応っ、それで合ってるぜ」
「さ、先ほどは……あの子が殴ってしまったと聞きました。本当にごめんなさい……」


 ギャスパー君はイッセー君が先輩かどうか確認してから謝罪をした。まあどう見ても年上にしか見えないけど確認は大事だからね。


「それなら平気だ。どこも怪我してないだろう?」
「ほ、本当だ……あの子に殴られて怪我しない人がいるなんて思ってもいませんでした……」
「まあ頑丈さが自慢だからな」


 オドオドとしながらもイッセー君と会話するギャスパー君、イッセー君はあまり馴れ馴れしくしないように上手い距離感で接しているから安心できるんだろうね。


「よし、出会えた記念に俺が美味い物をご馳走してやるよ。丁度例の店の予約が今日だったからな」
「えっ!じゃあ……!」
「応っ!今夜は焼肉だ!」
「やったー!」


 イッセー君の言葉にはしゃぎながら喜ぶ部長、ずっと行きたがっていたから無理もないよね。


「えっと、どこに行くんですかぁ?」


 唯一人だけ状況が呑み込めていないギャスパー君は不安そうにイッセー君にそう声をかけた。イッセー君は笑みを浮かべるとギャスパー君に問いかけた。


「ギャスパーは焼肉は好きか?」
「ひ、人の血は苦手ですけどお肉は大好物です……野菜もトマトが特に好きですね……」
「なら丁度いいな。お前に滅茶苦茶美味い肉と野菜を食べさせてやるぜ!」




――――――――――

――――――

―――


「お、美味しいですぅ!」


目の前で焼かれるお肉を皿の上に盛られ、それを一切れ箸で掴み塩を振るう。そしてゆっくりと口の中に運んで咀嚼すると……ギャスパー君は満面の笑みを浮かべた。


「どうだ、最高級の『牛豚鳥』の上カルビの味は?」
「すっごく美味しいですぅ!噛むと舌の上で脂がジュワっと溢れて!お肉もとっても柔らかいです!牛肉と豚肉と鶏肉の美味しい所を一辺に味わえて……箸が止まりません!」


 ギャスパー君は目を輝かせながらイッセー君にそう答えた。


 今僕達がいるのはG×Gのグルメタウンの『グルメタワー』上層階273階にある7ッ星焼肉店『へるスィ〜』に来ているんだ
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