暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第73話 怖がり吸血鬼登場、歓迎の焼肉と修行の場は天空の野菜畑!?
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うことが出来る特異な現象を起こす駒の事だよ」
「リアスはそれを一つ持っていたの」
ドライグの言葉に部長は苦い顔をしながら変異の駒のお蔭だと話した。それを聞いたイッセー君とアーシアさんが首を傾げたので僕は変異の駒について説明をして最後に朱乃先輩が補足した。
「う〜ん……」
あっ、眠っていたギャスパー君が目を覚ましそうだね。
「じゃあ俺は外に出てるよ。また顔を見て驚かれたらマズイからな」
「私もついていきますね。一応初対面ですし……」
イッセー君はそう言ってアーシアさんと一緒に部屋を出ていった。
「あれ……ここは……リアス部長?」
「おはよう、ギャスパー」
するとタイミングよくギャスパー君が目を覚ました。部長の膝から頭を上げると目をこすりながらキョロキョロと部屋を見渡し始める。
「あれ?いつものお部屋じゃないです。もう真夜中になったんですか?」
「今はまだ夕方よ……もしかして覚えてないの?」
「何がですか……?あれ、そういえば誰かが部屋に入ってきたような……」
「実はね……」
どうやら寝ぼけているみたいだね、部長は先程までの事をギャスパー君に説明した。
「そ、そんな……!人間の方をあの子が殴っちゃったんですか!?」
「まあ本人はケロっとしているから大丈夫よ」
「う、嘘です!あの子が人間を殴ってタダで済むはずがありません!ぼ、僕はなんてことを……!」
ギャスパー君は自分がしてしまった事を嘆いていた。部長の言う通り殴られた本人は「別にこれくらい平気だって」って笑みを浮かべていたけど知らなければそういう反応をするよね。
「部長……僕はやっぱり生きていたら駄目なんです……部長達が必死に守ってくれていたのにとうとう犠牲を出しちゃって……うぅ……」
等々泣き出してしまいそうになるギャスパー君、でもこのままだと時間を止められてスタンドに襲われてしまう!僕は気を落ち着かせる魔剣を生み出してギャスパー君に持たせた。
「祐斗先輩?」
「ふう、間に合ったか……」
神器やスタンドが発動しちゃうと僕の魔剣なんて利かなくなるけど発動前なら何とか抑え込めたよ。唯何回も使っちゃうと耐性が出来ちゃうから一時凌ぎにしかならないんだよね。
「ならその人を呼ぶからちょっと待ってて。あっ、でも顔を見ても驚いたら駄目よ。貴方、とても失礼なことしたんだから」
「うぅ……分かりました……」
「イッセー、アーシア、入ってもいいわよ」
部長がそう言うと外で待機していたイッセー君とアーシアさんが部屋に入ってきた。イッセー君を見たギャスパー君が一瞬ビクっとしたけど事前に話していたからか、それとも魔剣の効果があっ
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