暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第73話 怖がり吸血鬼登場、歓迎の焼肉と修行の場は天空の野菜畑!?
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僕達は一応警戒しながらギャスパー君のいる部屋に近づいた。ソ〜ッと部屋の中を覗き込むと眠っているギャスパー君だけしかいなかった。あの黄色い奴は消えてしまったみたいだね。
僕達はギャスパー君を連れて部室に向かった。今彼は部長の膝枕でスヤスヤと眠っている。
「はわぁ……可愛いですぅ」
アーシアさんが眠っているギャスパー君の顔を見てほんわかとした表情になっていた。
「しかし信じられねえな。こんな愛らしい子があんな凄い能力を持っていたなんて思いもしなかったよ、話以上だったぜ」
「そういえばイッセーさんはあの黄色い人に殴られましたが大丈夫なんですか?」
「大丈夫だ、あれくらいは日常茶飯事だからな。ただ俺以外だったら危なかったな」
あの黄色い奴の攻撃を受けたイッセー君をアーシアさんが心配するが彼はケロっとした様子でそう言った。流石イッセー君だね。
「ところでドライグ、お前がさっき言っていたスタンドという事をそろそろ説明してくれないか?」
『いいだろう。ただ俺も全てを知っているわけではない、知っていることだけを話そう』
そしてドライグのスタンドについての説明が始まった。
『簡単に言えばスタンドとは生きた超能力のようなモノだと思ってくれ』
「生きた超能力?」
ドライグの最初の発言に部長が首を傾げる。超能力ってあの透視とかサイコキネシスとかのアレ?
『スタンドはその持ち主の精神によって様々な形、能力を持つと言われている。炎を出す、凄まじい速度で動ける、砂を操るなどよくある能力や人の精神に干渉したり、中には世界を破滅させかねないほど強力なモノも存在するらしい。因みにスタンドは人間だけでなく犬や猫といった動物も持つことがあるらしくスタンドを使う存在は総じて『スタンド使い』と呼ばれているんだ』
スタンド使い……初めて聞く単語だね。
『スタンドは一人につき一体しか持てない。複数の能力を持つことはまず無い』
「じゃあ神器みたいに奪ったり複数持つことはあり得ないって事か」
『例外もあるかもしれんが基本はそうだ』
神器は持ち主から引き抜くこともできて複数の神器を持つ人間もいるらしい。でもスタンドは複数持つことはあり得ないみたいだね。
「でもおかしいわね。私はスタンドなんて言葉を聞いたことがないわ。そんな強力な力ならもっと知られていてもおかしくないのに」
部長の発言に僕達は確かにと思った。それだけ強力な力を持っているスタンドの存在を悪魔が知らないわけがない。
『スタンドは自在に姿を消したり現わしたりすることが出来る。消えている間は同じスタンド使いでなければ見えないし触れる事も出来ない。魔法にも反応しないから
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