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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第119話
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かいて表情を引き攣らせながらエルミナに問いかけた。

「ええ……貴女が勝手に抜け出したせいで、メンフィル軍と協力したとはいえ、戦後処理に”少々”時間がかかりましたよ。それで、リィン少将達が紅き翼の介入によって”ログナー侯爵が紅き翼に捕縛されたという予定外の事”が発生したとはいえ、当初の予定通りログナー侯爵邸は制圧したとの報告を受けましたから、制圧後の侯爵邸もそうですがルーレ市内での戦後処理の為に市外の黒竜関やザクセン鉄鉱山の戦後処理はメンフィル軍に委ねて市内の戦後処理は私達に任せてもらいました。――――――占領後のルーレ市内では侯爵邸での戦後処理もそうですが、市内にあるRF(ラインフォルトグループ)の軍需工場の掌握や本社にいると思われるイリーナ会長との交渉等とやる事が山ほどありますからね。」

「……ッ!…………………」

「アリサ………」

パティルナの問いかけに対して答えたエルミナの話――――――”ラインフォルトグループの軍需工場がクロスベル帝国軍に掌握されるという事実”を聞いたアリサは息を飲んだ後複雑そうな表情で黙り込み、アリサの様子をエリオットは心配そうな表情で見つめていた。

「へ、へ〜……そうなんだ。じゃあ、あたしもガイウス達との戦いはこのくらいにして、今からエル姉達を手伝うよ……」

一方エルミナの話を聞いたパティルナはビクビクした様子で答えた後エルミナに協力の申し出をした。

「――――――当たり前です!説教はいつもより少なめにしてあげますから、早急に部隊を率いて市内の軍需工場の掌握を行いなさい!!」

「は、はいぃぃっ!聞いての通り、今から市内の軍需工場の掌握をするからロギンス隊とブルード隊はあたしについてきな!」

「イエス・マム!!」

そしてエルミナが怒鳴って指示をするとパティルナは姿勢を正して答えた後クロスベル軍の一部の部隊と共にその場から去りかけたがある事を思い出すと立ち止まってアリサ達に話しかけた。



「あ、そうだ。”死線”がそのままあんた達の所にいるんだったら、連合の”抹殺対象”から外すようにギュランドロス様に言っておくから、”死線”を頑張って説得しときなよ。ま、あんた達を助けに来たときの様子を見た感じ説得をする必要もなさそうだけどね。」

「え…………」

「パティルナ将軍閣下……」

「パティ!貴女、また勝手なことを……!」

パティルナの言葉を聞いたアリサとシャロンが呆けている中エルミナはパティルナを睨んで注意しようとしたが

「まーまー、その方が鉄血宰相達に協力している”裏の協力者”を減らせられるんだから、あたし達にとってもそっちの方がいいから、エル姉も文句はないんじゃないの?ましてや”死線”はメンフィルからもらった情報だと”暗殺”や”諜報”を専
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