第119話
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わず声を上げてロジーヌに視線を向けてベアトリースに対する警戒を一瞬解いてしまい
「フン、飛天魔である私相手に他人の心配をしているような余裕があると思うのか!?」
「しま―――――」
「雷よ――――――電撃剣!!」
その隙を突いたベアトリースは高速飛行によって一瞬でトマスに詰め寄って魔力の雷を宿した連接剣で斬撃を放った!
「ぐああああああ……っ!?くっ……ここまで……です……か………」
ベアトリースの斬撃を受けて斬られた部分から大量の血を出血させたトマスは思わず悲鳴を上げた。すると今までの戦闘の疲労によるものなのかトマスが背中に顕現させた”聖痕”は消えると共にトマスも意識を失って地面に倒れた!
「トマス教官!?ロジーヌも……!」
「今回復を……!」
ベアトリースにやられた様子の二人に気づいたアリサは悲鳴を上げ、エリオットは真剣な表情で声を上げた。
「あんた達も他人の心配をするような余裕があると思っているのかい!?――――――烈震斬!!」
「ぁ―――――」
そこにパティルナが跳躍して自身の得物をアリサとエリオット目掛けて叩きつけようとし、パティルナの強襲に反応が遅れたアリサが呆けた声を出したその時シャロンが二人の前に飛び込んで自分の前に鋼糸による盾を素早く作ってパティルナの攻撃を受け止めた!
「あぐ……ッ!」
「シャロン――――――!」
パティルナの攻撃を受け止めようとしたシャロンだったがパティルナの強襲攻撃の威力は凄まじく、鋼糸の盾は易々と切り裂かれると共に身体の一部が切り裂かれると共に大量の血を出血し、それを見たアリサは悲鳴を上げた。
「こいつで決着だ!行くよ――――――」
「させるか!頼む、ゼオ!!」
「ピューイ!!」
「おっと!!」
パティルナはシャロンに更なる追撃をしようとしたがガイウスの指示によって強襲してきた鷹の突進に気づくと追撃を中断して回避した。
「ハァ……ハァ……お二人とも………ご無事ですか……?」
「は、はい……!シャロンさんのお陰で……!でも、シャロンさんが……!」
「――――――バカ!今は私達の事より自分の事を心配しなさいよ!!」
今までの戦闘の疲労が蓄積しているシャロンは満身創痍の状態で二人に話しかけ、話しかけられたエリオットは戸惑いの表情で答え、アリサは心配そうな表情で声を上げた。
「私の方は終わったが加勢は必要か?」
「余計な手出しは無用さ!だからアンタは先に行っていていいよ!」
「そうか。ならば私はリィン様の元に―――――」
自分に近づいて話しかけたベアトリースの言葉に対してパティルナが答え、パティルナの答えを聞いたベ
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