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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第119話
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苦笑しながら答えたアイドスの答えが気になったリィンは不思議そうな表情で訊ねた。

「彼らはアンゼリカ達の話を聞かずにアンゼリカ達を撃つ事は明白だったわ。だけどリィンの事だから、あのまま放った置いたらエリス達もそうだけど、アンゼリカ達を守る為にも自分が泥を被ってでも彼らを”斬るつもりだった”でしょう?――――――トリスタを占領したあの日の夜の”彼女”を”救った”時のように。」

「!!………………」

(”トリスタを占領したあの日の夜の彼女を救った時のように”………?一体何の事を言っているんだろう……?)

優し気な微笑みを浮かべたアイドスの指摘に対して目を見開いたリィンは複雑そうな表情で黙り込み、二人の会話内容が気になったトワは不思議そうな表情でリィンとアイドスを見つめた。



「リィンさん、これで作戦は終了したのですからレン皇女殿下達への報告もそうですが、ベアトリースさん達への連絡もした方がいいのでは?」

「そうだな…………来い、ベルフェゴール!戦闘の最中に通信をするのは危険だから二人で手分けしてベアトリースとエリゼ達に作戦が終了した事を伝えに行ってくれ、アイドス、ベルフェゴール。」

「わかったわ。」

「了解♪」

その時ステラがリィンに話しかけて指摘し、ステラの指摘に頷いたリィンはベルフェゴールを召喚した後アイドスとベルフェゴールに指示を出し、リィンの指示に頷いた二人はそれぞれ転移魔術を発動してその場から消えた。



〜ルーレ市内〜



一方その頃トマス達とベアトリースの戦闘は決着がつこうとしていた。

「天の眷属たる女神の僕よ、悪しき者達に裁きを与えんがため、今こそ来たれ!其は光にして騎士、七耀の守護者なり、今こそ我らに力を!貫け――――――ヘブンベンジェンス!!

Sクラフトを発動したロジーヌの祈りによって戦場に具現化した幻影の戦乙女は弓矢を構えてベアトリース目掛けて極太の光の矢を放った。

「連接剣の真髄、見せてやろう――――――暗礁回転剣武!!」

自身に襲い掛かる極太の光の矢に対してベアトリースは闇の力で数十倍の大きさに巨大化した連接剣を回転させながら伸長させ、伸長した闇の刃は回転する事によって闇の渦と化して光の矢を呑み込むと共にロジーヌの祈りによって顕現された幻影の戦乙女やロジーヌを呑み込んだ!

「え――――――キャアアアアアアアアア―――――ッ!?あぐっ!?」

自分の最大技が無効化されると共に襲い掛かる闇の渦に一瞬呆けたロジーヌは闇の渦に巻き込まれると悲鳴をあげながら大ダメージを受けると共に吹っ飛ばされ、吹っ飛ばされたロジーヌは近くの壁に叩きつけられて呻き声を上げた後気絶した。

「ロジーヌ君!?」

ロジーヌの様子を見たトマスは思
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