第119話
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……!」
「ど、どうすれば………!」
「くっ……!――――――みんな、落ち着いて私達の話を聞いてくれ!!」
一方黒い瘴気を纏った領邦軍の一部の軍人達の様子を見てすぐに状況を悟った仲間達と共に血相を変えたアッシュとエマ、セリーヌは厳しい表情で声を上げ、トワが不安そうな表情で呟いて対処方法を考え込み始め、唇を噛みしめたアンゼリカが呪いの影響を受けた領邦軍の一部の軍人達を見つめて声を上げたその時
「――――――大丈夫、私に任せて。」
「アイドス!?一体何を……」
アイドスがリィンの傍に現れた後神剣を異空間から取り出して構え、アイドスの登場に驚いたリィンが戸惑いの表情でアイドスの行動を見つめたその時
「星の輝きよ、呪われし者達に救いの光を――――――ハアッ!!」
アイドスは神剣に自身の神力を纏わせた後神剣を地面に突き刺した。すると地面に突き刺した神剣の切っ先が神々しい光が輝いた後光は瞬く間に辺り一帯に広がり、光は呪いの影響を受けている軍人達を纏っている黒い瘴気を一瞬で吹き飛ばした!
「あれ………?」
「俺達は一体何を……?」
「どうやら正気に戻ったみたいだね。」
「ああ。アイドス殿が剣を地面に突き刺した瞬間に起こった光が彼らを正気に戻したようだが……」
黒い瘴気を吹き飛ばされた事で呪いの影響から解放された軍人達は武器を下ろして困惑の表情で周囲を見回し、その様子を見たフィーとラウラは驚きの表情で呟いてアイドスを見つめ
「セリーヌ、アイドスさんは一体何をしたのかしら……?」
「……恐らくだけど自身の神力を込めた神剣を地面に突き刺す事でこの辺り一帯を限定して”巨イナル黄昏”による呪いの影響を受けた霊脈を浄化すると共に領邦軍の呪いも浄化したんだと思うわ。」
「領邦軍の連中だけじゃなく、”この場所ごと呪いを消し飛ばす”とか化物かよ……」
「クスクス、アイドス様は”化物”ではなく”女神”ですわよ、アッシュさん♪」
「ひ、非常識な……」
「フン、そもそもあの女自身が”女神”なのだから、あのくらいはできてもおかしくないだろうが。」
戸惑いの表情を浮かべているエマの疑問に答えたセリーヌの推測を聞いたアッシュは表情を引き攣らせてアイドスを見つめ、アッシュの言葉に対してミュゼは微笑みながら指摘し、ジト目でアイドスを見つめて呟いたマキアスにユーシスは呆れた表情で答えた。
「彼らを正気に戻してくれてありがとう、アイドスさん……!」
「ふふっ、気にしないで。私はリィンの為にも彼らを正気に戻しただけだから。」
「俺の為に……?それは一体どういう事だ、アイドス。」
頭を深く下げて感謝の言葉を口にしたアンゼリカに対して
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