第119話
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いよ。”」
「………我らの選んだ道は厳しい道である事は理解している。だが、それでも我らは”第三の風”である”Z組”として”どちらかが倒れるという事で解決という結末”を可能な限り回避する道を探り続ける。今回のルーレの件のようにな。」
フィーの問いかけに対して静かな表情で呟いたステラは忠告をし、ステラに続くように忠告したフランツの言葉を聞いたラウラは真剣な表情で答えた。
「フウ………ピンチ続きだったとはいえ、今回は何とかなったな……」
「フン、これでエリゼの考えを少しでも変える事ができたのであれば僥倖なのだがな。」
「え…………ユーシスさん、今の話は一体―――――」
マキアスは安堵の表情で溜息を吐き、鼻を鳴らして複雑そうな表情で呟いたユーシスの言葉を聞いたセレーネが呆けた後戸惑いの表情でユーシスに尋ねかけたその時
「――――――ふざけるな!」
突如その場に怒りを纏った様子の声が響いた後一人の領邦軍が憎悪を浮かべた表情でアンゼリカとセドリックを睨んでいた。
「何が”和解”だ!何が”皇家の意思”だ!俺達は故郷を侵略者から守る為に戦っていたのに、どうしてそれを否定されるんだ!」
怒りの声を上げてアンゼリカとセドリックを睨む領邦軍の軍人の足元からは”呪い”による黒い瘴気が噴き出し始めていた。
「そうだ……俺達は誇り高きノルティア領邦軍……ノルティア州を……お館様を守る事が役目だったのに、何故その役目を姫様や皇太子殿下が否定するんだ……!」
「今回の戦いで既に戦死した戦友達の死を無駄になんてできるか……!」
すると他の領邦軍の一部の軍人達の足元からも”呪い”による黒い瘴気が噴き出してアンゼリカやセドリック、リィン達メンフィル軍を睨んだ後得物である銃を構えてアンゼリカとセドリックに向けた。
「俺達ノ誇リヲ汚ス姫様ハ俺達ノ知ル姫様デハナイ!」
「今コソ我ラノルティア領邦軍ノ誇リヲオ館様ニ示ス時ダ……!」
「お、おい……っ!何を考えている……!?」
「正気に戻れ!自分達が今何をしようとしているのかわかっているのか!?」
「な……っ!?これは一体……!?」
「すぐに武器を捨てろ!貴様らは一体誰に武器を向けているのか理解しているのか!?」
自分達の仕える主の娘のアンゼリカや祖国の皇太子に銃を向けるという呪いの影響を受けた領邦軍の一部の軍人達による凶行を目にした他の領邦軍が驚いている中ログナー侯爵は困惑の表情で声を上げ、守備隊の隊長は厳しい表情で声を上げて制止しようとしていた。
「おい、アレは――――――!」
「闘争に駆り立てさせる”巨イナル黄昏”の”呪い”………!」
「チッ、よりにもよってこのタイミングで起こるなんて
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