妖精学園
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それを並べて頭を悩ませていた・・・全裸で。
「わっ!!なんで服着てないんですか!?」
「試着するのに下着まで脱いじゃうんだ・・・」
「さ・・・さすがですね」
目のやりどころのない彼女の姿に顔を目を隠すと、ウェンディたちもそれには唖然とする他なかったよう。しかし・・・
「下着!!」
突然彼女のメガネが光を帯びた。
「そうか!!そこまでは考えてなかった!!だってそうだろ!?だって・・・」
そう言ってルーシィさんの服を捲り下着を確認し出すエルザさん。ますます目のやり場がなくなる現場に顔を手で覆う俺と顔を真っ赤にするウェンディ。
「そうだ!!髪型はどうだ!?服に合わせて変える必要があるのではないか!?」
「知り合い呼ぶね」
顔がいつもの数倍怖くなっているエルザさんに青ざめながら、ルーシィさんが携帯電話を取り出し誰かを呼び出した。
「任せろ、エビ」
「「到着早すぎ!!」」
驚くほどの速度で現れたルーシィさんのお知り合いの方にビックリする俺たちを他所にどんどんデートの準備が進んでいく。そして・・・
「可愛い服見つかってよかったですね」
「似合ってますよ、エルザさん」
「あぁ、感謝する」
「何かしら、この疲労感」
無事にデートに着ていく服も決まり髪型もバッチリのエルザさん。全員で待ち合わせの場所まで向かっていると、突然前を怪しげな5人組に遮られる。
「ギヒッ」
「何!?」
「誰?」
「この人たち・・・」
「幽鬼学園の生徒だ。目を合わすな」
近頃俺たちの通っている妖精学園と仲が悪いことで有名な幽鬼学園。この中でも特に危険なメンツがこの場に揃っているらしいので、俺たちは目を合わせないように顔をそらす。
「すまない、急いでいるんだ」
明らかにガンつけている彼らに臆することなく脇を通り抜けていくエルザさん。俺たちもそのあとに続こうとすると、ルーシィさんが一番性格の悪そうな顔をしている長髪の男に腕を捕まれる。
「そんな連れねぇこと言うなよ。俺たちと遊ぼうぜ!!」
「ヒィ!!」
「ルーシィを離さんか!!」
「「「「「!!」」」」」
その直後、周囲に響き渡る声に一同が体をビクッとさせる。全員の視線が向けられている中、エルザさんはメガネを取るとそれをウェンディへと渡す。
「すまんがメガネを頼む」
何がなんだかわからないでいる俺たちを他所に、エルザさんは相手を見据える。その目はいつもの彼女からは想像できないくらい真剣そのものだ。
「仲間を売るくらいなら・・・死んだ方がマシだ!!」
そういって彼女はドレスの中から鉄パイプを取り出した・・・って、
「「えぇぇぇぇぇ!!」」
「鉄パイプ!?」
「ど・・・どこから!?てか売
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