第5話
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「「「「「「ええ〜〜〜〜〜〜!!!」」」」」」
私はマリアさんに今、ここでバイトをして欲しいと言われた。
え? え? どう言う事?
私がよく意味が分かっていなかった、ナギちゃんが大声でマリアさんに言った。
「おいマリア!! それはどう言う事だ!?」
そしてマリアさんは、ナギちゃんの言葉に冷静な返しをした。
「どう言う事って言われましても、瀬川さんにここで働いて欲しい…と、言っただけですが?」
「だからその理由を言ってくれと言っておるのだ、マリア!」
「僕も理由をお聞かせ願いますか? マリアさん」
みんなもハヤ太くんとナギちゃんの意見に同じだ! と主張するように、私も含めて
全員首をマリアさんに向かって縦に振った。
そしてマリアさんは、
「それはですね。さっきも言ったように、ハヤテくんが無茶をしているので瀬川さんに手伝って貰って、ハヤテくんの仕事を楽にするためですよ」
と、最もらしい理由を話してくれた。
「そんな!? 僕は全然……」
「うむ…そういう事なら仕方がないな」
「お、お嬢様!!」
ハヤ太くんがマリアさんに何か言おうとしていたけれども、ナギちゃんがなっ得みたいな事を言ったので、ハヤ太くんは驚いていた。
そしてナギちゃんがハヤ太くんに向かって
「ハヤテ、お前は無茶をしすぎだぞ。それにここで働けば、ハヤテも瀬川も探しに行かないで済むだろう?」
と言った。
「それは…そうですけど……」
それでも、ハヤ太くんも納得してなさそうな顔をした。
「それよりも!!」
急にナギちゃんが私に声をあげて、指を向けてきた。
「ほえっ!?」
な、なに!!? わ、私!??
「瀬川がお手伝い…もといメイド…もとい執事の仕事ができるかが、このバイトの合否な訳だが……ぶっちゃけ……出来るのか??」
と、こんなことまで言われた。
私はできるかどうか、考えていた。
私…できるかな?? できないかもしれないな〜だって…
私が考えていたら先にナギちゃんの言葉に、ヒナちゃんと千春ちゃんが答えてくれた。
「やれるんじゃないか? なぁ、ヒナ」
「ええ、泉はいつもはめんどくさがってやらないけど、やる気を出せば料理とかもちゃんと美味しく出来るし」
「ええっ!!」
私は料理とかをやったことがないと考えていたので、この二人の言葉に驚いた。
「そうか、なら大丈夫か…まぁ最終的に明日、瀬川の働きを見て決めればいいか」
と、ナギちゃん達は私が返事をしてもいないのに、だんだん話が進んでいった。
どうしよう…本当に最近記憶が……いや、それは後で良く考えるとして、
今はこの状況をどうにかしないと! でも、こうなったら断りずらいよね〜
ハヤ太くん
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