第三百十三話
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第三百十三話 すっきりした感覚
お茶を飲み終えてだった、美樹はこう言った。
「何かもうね」
「すっきりしたわね」
「そうよね」
こう梨花に答えた。
「そうなったわね」
「苦かったけれど」
それでもというのだ。
「その苦さがね」
「かえってよね」
「和菓子の甘さとも合っていて」
「それでね」
「目も冴えて」
そうなってというのだ。
「すっきりしたわね」
「また飲みたくなったわね」
「不思議やな」
亜美も飲み終わった後で言った。
「めっちゃ苦いのに」
「それでもよね」
「こんなにすっきりするなんてな」
「そうよね」
「しかも苦かったけど」
このことは事実でもというのだ。
「また飲みたくなるわ」
「そうなるのよね」
「不思議やで」
亜美は美樹に話した。
「この感覚が」
「本当にね」
「何ていうかや」
亜美はさらに話した。
「またお抹茶飲みたくなったわ」
「そうなるわね」
「実際うち等二杯も三杯も飲んだり」
「かなり飲んだわ」
「こうしたお茶ってはじめてや」
「これがお抹茶なのね」
梨花も言った。
「不思議なお茶ね」
「他のお茶とは違う感じね」
美樹は梨花にこうも話した。
「何か」
「ほんまにそやな」
「これはまたね」
「茶道したくなったわね」
「そうね」
「じゃあまた今度」
「茶道しましょう」
「そうしましょう」
こうした話もした、そしてクラウンの面々はお茶をなおした、こうして七人の茶道は無事に終わった。
第三百十三話 完
2020・11・6
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