第四百五十話 眼魔大戦争その十
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「玲奈以外にも」
「私はあそこまでは食べられないわ」
アニエスは真顔で言った。
「どうしてもね」
「けれど食う人は食うだろ」
「玲奈みたいにね」
「チャーミーさんとかな」
「あの人もかなりよね」
「それでこのことはな」
大食漢もいることはというのだ。
「覚えておいてな」
「やっていくことね」
「これからもな」
「そういうことね」
「驚かないでな」
このことが大事だというのだ。
「一緒にやっていってくれよ、ただな」
「ただ?」
「ヒメさん、桜の方のヒメさんも食うけれどな」
「八分睨みのヒメさんね」
「あの人が腹が減った時はな」
その時はというのだ。
「注意してくれよ」
「物凄く危険だからね」
ローズも言ってきた。
「その時は」
「暴れるのよね」
「そうなるから」
だからだというのだ。
「気をつけてね」
「わかったわ」
アニエスはそのことも頭に入れて明け方になっても戦い続けた、戦いは昼になっても続いていて後方では。
休憩に入っている面々が前線を見て言った。
「相変わらずね」
「そうね」
「眼魔が止まらないわね」
天道いつき、みつみ、ななせが話した。
「二日目になっても」
「倒しても倒しても出て来て」
「戦いが終わらないわね」
「そうだな」
ミロは三人の言葉に頷いた。
「これ位ではだ」
「戦いは終わらないですね」
「スサノオは出し続けてきますね」
「今も」
「いつもの決戦だ」
ミロの声は冷静なものだった。
「これでどうこう思うことではない」
「はい、当然のことです」
アルベドはミロのその言葉に頷いた。
「このことは」
「そうだ、では俺も食おう」
「何を食べます?」
うさ丸が尋ねた。
「それで」
「おでんだ」
ミロは一言で答えた。
「それにする」
「おでんですか」
「蒟蒻にだ」
具体的に何を食べるかも言った。
「ちくわ、がんもどきに蛸だ」
「その四つですか」
「昆布巻きもだ」
これもというのだ。
「食う」
「じゃあ入れますね」
「いや、自分で入れた」
見れば丼位の大きさの碗の中に全部入っている。
「今から食う」
「早いですね、もう入れられたんですか」
「我々黄金聖闘士は光速で動ける」
ミロはうさ丸にこのことから話した。
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