お弁当を持って会いに行こう
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は外れてるらしい。
となると策を弄する事は止めておこう。
呆れるぐらい真っ直ぐにいこうと腹を決め、私は改めてナルトを見つめた。
緊張のためか、無意識に呼吸が早くなる。
「ちょっと驚いた。けど…さ。俺がお前と友達になりに来たって言ったら……信じるか?」
「……」
真正面からいってみた。
いや。うん。どうしよう。腹は決めたはずなのに、その何言ってんだコイツ?なんて沈黙がものすっごく辛いんだけど。
しょうがないからリュックから弁当を広げて、ナルトの分も用意してみた。ある意味気まずすぎての現実逃避も含まれているんだろうなぁ、と思うけど、更にナルトの呆れたような視線が突き刺さって、肩を竦めることしか出来ない。
「これ、一緒に食べようと思って。っつーわけで、気が向いたら食って」
気まずさを誤魔化すように、ぱくぱくとからあげや卵焼きを口へと放り投げる。うん、美味しい。
「アンタさ……俺が食べると思ってんの?」
呆れた声に呆れた顔のナルト。原作通りだったら食べると思ってたよ。
「ううん。警戒されてるから難しいかなぁって思ってる。まぁ、無理やり友達になっても仕方ないし、無理なら諦める」
ちなみに、これは私の本音だったりする。
私の肩にとまっている天華が物言いたげにナルトを見てたわけだけど。
「その肩の鳥は?」
「友達になってくれたら教える」
一歩分近付いてきたナルトの言葉を一刀両断してみる。私の事なら答えるけど、天華の事になるとすぐに答えたくは無い。
話す気ではいるけどね。
「……俺と友達になりたいんだよな?」
私が答えなかった事が意外だったのか、声音が怪訝そうなものへと変わる。
「友達ってのは対等な関係だよな? 一方的ってのはありえない」
ナルトの変化には突っ込まず、お弁当をぱくぱく。うん。おむすびも美味い。
「……お前、友達いないだろ?」
というか、呆れ、怪訝ときた次の言葉がそれ?
「いないけど困ってない。っつーか、五歳児の会話じゃないな」
五歳児が顔をつき合わせて友達いないだろってどんな会話だ?
そう思ってたんだけど、ナルトにとってみたら私の年齢の方が意外だったらしい。
「俺と同じ年?」
同じ年に驚いたのか、ナルトの表情が崩れた。
「俺の方が五ヶ月程早い。で、お茶」
怪我は治っても血の味はするだろうと、私は駄目もとでお茶を差し出す。私とお茶を交互に見てたナルトだけど、何の心境の変化か受け取り、それをいっきに飲み干した。
「美味い」
「だろ。ほら、おにぎりも美味いよ」
お茶を飲んでくれたのをいい事に、ここぞとばかりにおにぎりとおかずを盛り付けた皿を差し出す。
「ふぅん」
恐る恐ると差し出した私の手から皿を受け取り、ぱくぱくと食べ出
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