暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga22-A最終侵攻〜Battle of the north〜
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装を出した。右手に携えるのはライフルで、マガジン式ではなく回転式シリンダー。左手には拳銃で、グリップの長さをはるかに超えるロングマガジン。顔が未だにフードで隠れているけれど、ローブの隙間から見える服装はリッタと同じ。違いと言えば、カートリッジベルトを両太腿と腰に巻いていることくらい。
「銃使い・・・。ならば」
私たちは目線だけで誰を相手にするかを決める。兄様は「俺と闘ってもらうぞ、エッタ!」と、銃使いを相手にするべく突進。私とアンジェは近接特化と思しきリッタを標的にする。
「オレぁそっちの槍使いのお兄さんとやり合いたかったが、しょうがねぇ! 相手してやるよ!」
右と左の拳を打ち付け合うことで生まれた火花が、まるで意思を持っているかのようにパチパチと連続で弾けながら、私とアンジェの顔に向かって襲い掛かってきた。単なる目くらまし効果だろうけど、魔術特有の気配、魔力を薄っすらと感じることで後退しつつ・・・
――昇華――
私とアンジェは魔術師化を果たし、「開戦だぜ!」と突っ込んでくるリッタに、アンジェは「はい。そしてすぐに終戦です」と告げ、“ジークファーネ”を振るって迎撃を行った。
「おらおらおらおらおあらぁ!!」
「っ・・・!」
リーチは短いけれど攻撃速度が速い徒手空拳のリッタと、間合いは広いけど懐に入られたら不利になる長柄武器を使うアンジェ。アンジェは“ジークファーネ”を振るってリッタの猛攻を完璧に防いでいるけれど、リッタは思いのほか強く徐々に押され始めて行っている。
――天翔けし俊敏なる啄木鳥――
リッタのアッパーで“ジークファーネ”が弾かれたことでアンジェの懐ががら空きになった。その僅かな隙にリッタがアンジェに肉薄しようとしたところで私は高速矢を射る。アンジェの顎目がけての右フックを振るおうとしていたリッタの右腕に着弾して弾いた。
リッタをアンジェから引き離すために、2人の間に高速矢を射続ける。リッタは「懐かしいなおい!」と楽しそうに言いながら私に視線を移し、「アンタからやっちうまうか!?」と体も向けてこちらに向かってきた。そんな彼女の背後にアンジェがいるのにもかかわらずに・・・。
――シュラーゲンファーネ――
「シュテルケンシュラーク!」
魔力幕をポール全体に巻き付けさせて、完全打撃仕様と成す魔術からの打撃術式。アンジェが“ジークファーネ”を振り被り、私はまた高速矢を4本と同時に番えて、リッタがどのような行動に移ろうとも即座に射られるよう狙いを定める。先手はアンジェの薙ぎ払い。“ジークファーネ”がリッタの背中に打ち付けられた。リッタは防御系の魔術も使っていないのは確か。その状態での直撃を受けてもよろけもせずにリッタは普通に歩いてきた。
「「カートリッジロード!」」
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