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魔法絶唱シンフォギア・ウィザード 〜歌と魔法が起こす奇跡〜
魔法絶唱しないフォギア無印編
魔法使いの帰省・颯人の場合
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でじっと見つめていた。彼の背を目で追いながら、颯人の人差し指が触れた唇をそっと撫でる。
「分かったよ。待ってるからな」
この場から立ち去った彼にそう告げると、奏は彼の後を追いリビングを出た。
外では既に颯人がマシンウィンガーに跨りヘルメットまで被ってスタンバイしている。奏は彼から予備のヘルメットを受け取ると、来た時と同じように彼の後ろに乗った。
奏が自分の腰に手を回したのを確認すると、颯人はマシンウィンガーを走らせその場を走り去る。
その際、彼は一度だけ我が家を振り返り、その景色を目に焼き付けてからその場を離れた。
いつか必ず、この家に帰る事を胸に誓って。
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