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X Dimensions SoldierS Re: Xros Rays
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第15話 闇の堕天使デビモン、来る!
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る……」
ヴォルフモンは微かではあるがムゲンマウンテンから漂う暗黒の力を感じ取るのだった。
アグニモン「おっ♪ 光の十闘士ーーエンシェントガルルモンの遺伝子を受け継いでいるだけあって、光とは対極の闇の力に対しては敏感ってか?」
ヴォルフモン「フッ、当然だ」
響「十闘士?」
セレナ「あの、エンシェントガルルモンってどんなデジモンなんですか? 名前からしてガルルモンと関係ありそうなんですけど……」
ガルルモン「まあ関係があると言えばあるけど……十闘士と言うのは遥か古代のデジタルワールドに存在した10体の最初の究極体デジモン達で、彼らの能力や遺伝子は後のデジモン達に引き継がれているんだ。エンシェントガルルモンの場合は、俺みたいな獣型デジモンにね」
アグニモン「そんで俺やヴォルフモンは十闘士の遺伝子を強く受け継いでいるデジモンは、それぞれ特化した属性を持ってるんだ。炎の十闘士であるエンシェントグレイモンの遺伝子を持つ俺は炎、光の十闘士であるエンシェントガルルモンの遺伝子を持つヴォルフモンは光ってな♪」
響・セレナ『へえ〜、そうなんだ/そうなんですね♪』
未来「それじゃあヴォルフモンは光の属性を持ってるから、光とは真逆の闇の力を感じ取りやすいってこと?」
ヴォルフモン「まあ、そんなところだ」
響「あれ? と言うことは……強い闇の力を持つデビモンが相手でも、光の属性を持つヴォルフモンがいれば何とかなるんじゃないかな? ゲームとかで闇は光に弱いってよく聞くし♪」
響は強い闇の力を持つデビモンが相手でも、光の属性を持つヴォルフモンがいれば何とかなるのでは無いかと考えるが……
ヴォルフモン「確かに闇の力を持つ暗黒系デジモンに光の力は有効だが……必ずしも勝てる訳じゃない」
響「そうなの?」
ヴォルフモン「ああ、光と闇は互いに影響し合うからな。闇を消し去る強い光があれば、光を飲み込む強い闇もあると言うことだ」
響「え、ええと……」
未来「光は闇に強いけど、闇に弱くもあるってことかな?」
セレナ「つまり、光と闇はお互いが天敵同士なんですね」
ヴォルフモン「その通りだ」
響「な、なるほど……?」
アグニモン「響、お前……絶対わかって無いだろ?」
響「そ、そんなこと無いよ!」
ガルルモン「あはは……あ、そろそろ山頂に到着するぞ。準備はいいか?」
響達『うん/はい/ああ!』
それから少しして、響達は山頂へと辿り着いた。
山頂にはスペースが広い地面があるだけで、特に変わったものは無かった。
響「私、てっきり魔王の城みたいなものがあると思ってたんだけどなぁ〜」
未来「私も。見たところ、何も無いね」
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