第四百五十話 眼魔大戦争その四
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「おい、こっちにはどれ位来たんだ」
「はい、五百程です」
晴彦はマルコキアスとクトゥルフに戦わせつつ答えた。
「おおよそ」
「少ないな」
「少ないですか」
「ああ、それ位だったらな」
まだ、というのだ。
「どうでもなるだろ」
「そうですね、ここは十人いますし」
「俺達を含めてな」
「それだけの人がいれば」
それでというのだ。
「今のところは大丈夫ですね」
「そうだな、俺に手前もいるからな」
「はい、その十人も全員充分戦える状況ですから」
「いけるぜ」
「はい、今は市役所を守りきれます」
「十人いれば充分だ」
空からターリャが言って来た。
「今の我々ではな」
「そうだよな」
「うむ、一人あたり五十体ならだ」
十人で五百体の眼魔である、それならそれだけの数になる。
「どうとでもなる、これが七十体以上なら難しいがな」
「やはり数は力ですね」
「そういうことだ、だから今はな」
「市役所は僕達で守っていきましょう」
「援軍は不要だ」
「多少敵の数が増えてもやっていくぜ」
蔵人はそのマグマの様な攻撃で眼魔達を叩き潰す様に倒しつつ言った。
「いいな」
「無論だ、今言ったな」
「一人当たり七十体までならだ」
「いけるな」
「諸君等ならな」
市役所を守る十人全員を見ての言葉だ。
「それまではいける」
「そうだな、じゃあ戦っていくぜ」
「うむ、ここにいる全員でな」
「何かあったらです」
新聞やよいが言ってきた。
「すぐに後方に下がって下さい」
「そうしてなんだ」
「休んで下さい」
やよいは晴彦に話した。
「ご飯も食べて」
「その用意も出来ているから」
「すぐにです、代わりの人も来ますから」
「そちらはすぐに送り出すからな」
ねずみ男は両手を口に当てて話した。
「いいな」
「それで」
「ああ、言ってな」
そしてというのだ。
「飯も食えよ」
「そうさせてもらいます」
「おでんは関西風である」
こう言ったのは寿麗だった。
「美優希の味付けは今日も最高である」
「関西風はお味噌使うのよ」
その作った美優希の言葉だ。
「それを使ったからね」
「いや、こっちのおでんも美味しいわね」
千代里は味見のあとで話した。
「お勧めよ」
「おでんを食べて温まるだぱーー」
ころ美は笑顔であった。
「そうするだぱーー」
「量もかなりである」
麗は笑顔で話した。
「だから遠慮なく食べるである」
「おでんはね」
「楽しみにしている」
空からターリャも応えた。
「ではまずはここで徹底的に戦うである」
「そうしていくだぱーー」
ころ美はターリャにも笑顔だった、そしてだった。
戦士達は本拠地にしている市役所も守ってだっ
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