第四百五十話 眼魔大戦争その二
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「それぞれのね」
「そうだな、時間だ」
その天空寺に深海が応えた。
「ではだ」
「うん、今からね」
「最初の配置につく」
「そうしようね」
「緊張するけれど」
アニエスも言ってきた。
「それでもよね」
「ある程度ほぐすことだ」
仮面ライダーのアデルがそのアニエスに話した。
「身体も心も固くならないことだ」
「そうよね」
「だからな」
「緊張しても」
「ある程度だ」
「そういうことね」
「リラックスしてってことだよ」
リムルも戦う姿、少女のそれになっている。そのうえでの言葉だ。
「つまりな」
「そういうことね」
「ああ、緊張するななんて言っても無理だけれどな」
「リラックスもする」
「そうだよ、深呼吸してな」
リムルは実際に深呼吸をしてみせた。
「そしてな」
「戦いにもね」
「向かうんだよ」
「それが大事ね」
「そうさ、あとな」
「あと?」
「腹が減ったらちゃんと飯食ってな」
戦いの中でというのだ。
「それで眠くなったらな」
「寝ることね」
「そのことは聞いてると思うけれどな」
「聞いていたわ」
アニエスもこう答えた。
「私もね」
「だったらな」
「休んで」
「そしてな」
そのうえでというのだ。
「また戦おうな」
「わかったわ、長い戦いになるっていうし」
「休むことも大事になるな」
石動も言ってきた。
「確かに」
「そうさ、三日は続く戦いになるんだ」
それだけの長さだとだ、リムルは石動にも話した。
「だったらな」
「休むこともか」
「必要なんだよ」
「三日三晩は無理じゃな」
「絶対にな」
子泣き爺と砂かけ婆も話した。
「途中で倒れるわ」
「誰でもな」
「そう、だから寝袋も用意してるのよ」
アカリが言ってきた。
「皆の分ね。それにお料理もね」
「そっちもじゃな」
「用意しとるんじゃな」
「カレーもあるし」
この料理もというのだ。
「おでんもあるから」
「そうか、あったまるのう」
「カレーにおでんとなるとな」
「あとね」
アカリはさらに話した。
「蟹もね」
「おお、そっちもか」
「蟹料理もあるか」
「境港だから」
この街にいるからだというのだ。
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