GGO編
九十七話 予選を終えて
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それを待っていたように、涼人は口を開いた。
「軽蔑してくれてかまわねぇぞ。それだけの事したんだからな」
「…………」
涼人の言葉に、無言のまま、しかしはっきりと、和人は首を横に振った。
それを見て、涼人は小さく、しかし優しい弟分を慈しむように微笑む。
「そうか」
そうして振り向きながら、もう一言。
「ありがとな」
まるで街灯の向こうの闇に溶けて行くように歩いて行く涼人の背中を、和人は唯、見守っていた。
Second story 《彼等は言葉と弾丸を交える》 完
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