第118話
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にそんな考えを抱かせるようになったメンフィル帝国――――――ううん、リウイ陛下達はさすがだよね〜。」
エリゼと対峙したアネラスは自分の疑問に対して答えたエリゼの答えを聞くと納得した表情を浮かべて苦笑し
「……意外ですね。アネラスさんもエステルさん達程ではないにしても”リベールの異変”や”影の国”の件でオリヴァルト殿下達と親交を深めた事で今回の件で殿下達に協力する程の親しい仲であるにも関わらず、Z組の皆さんのように私の考えを否定しないのですから。」
「アハハ、リィン君達やエリゼちゃんのご両親の件では完全に”部外者”の立場の私に横から口を出す権利がない事くらいはわかっているし、何の因果か私も”影の国”に巻き込まれた件でリウイ陛下達やセリカさん達の”巨イナル黄昏”の件すらも霞んで見えるくらいの凄まじい過去を知ったんだから、そんな凄まじい過去を乗り越えて今に到っているリウイ陛下達やセリカさん達の考えや、そのリウイ陛下達寄りの考えに染まっているエリゼちゃんを否定する事は私もそうだけど私のようにリウイ陛達下やセリカさん達の過去を知る事でリウイ陛下達が体験した苦しみや悲しみを知ったシェラ先輩やオリヴァルト殿下達もできないよ。」
エリゼの指摘に対して苦笑したアネラスは静かな表情を浮かべてエリゼを見つめた。
「―――――とは言ってもその件と今の状況は別問題だから、遊撃士としてZ組のみんなの為にもエリゼちゃんにZ組のみんなの後を追わせないよ……!――――――まだまだこれからだよっ!はぁいっ!!」
そして気を取り直したアネラスは自分自身を強化する気功技――――――風花陣を発動して自分自身を強化して得物を構えなおし
「――――でしたら私は兄様の妹として兄様達の邪魔をさせない為にも押し通らせて頂きます……!」
対するエリゼも得物を構えなおした後アネラスとの戦闘を再開した。
「よーし、オーちゃんと合体したボクとクーちゃんと合体したアーちゃん、どっちが強いか勝負だよ〜、アーちゃん!!ま、勝つのは当然”おねえちゃん”のボクだけどね〜♪」
「既に”本来の目的”から逸脱していますし、そもそもミリアムさんとオーバルギアの場合、”合体”というのは少し違う気がするのですが………”妹”として貴女にだけは絶対に負けません――――――”おねえちゃん”!」
無邪気な笑顔を浮かべているミリアムの言葉に対してジト目で指摘したアルティナは口元に笑みを浮かべて宣言した後ミリアムとの戦闘を再開した。
〜中庭〜
オリヴァルト皇子達がエリゼ達にトワ達の後を追わせない為にそれぞれの相手との戦闘を再開している頃、中庭でログナー侯爵率いる侯爵邸の守りについているノルティア領邦軍との激戦を繰り広げていたリィン達は
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