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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第118話
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たにも関わらず、何で即座に意気投合しているんですのよ!?」

「あら、それに関してはデュバリィも人の事は言えないわよね♪」

「うむ。デュバリィも内戦で”灰色の騎士”達とやりあったとの事だが、今回の戦争で共に戦う事になっても特に支障を来すような事は起こらなかった所か、互いの長所を生かした連携まで取っているくらいだからな。」

肩を並べてそれぞれリンクを結んで迎撃の構えをして意気投合している様子のオリヴァルト皇子とブルブランの様子を見て冷や汗をかいて脱力したデュバリィは思わず突っ込み、デュバリィに対してエンネアはからかいの表情で、アイネスは口元に笑みを浮かべて指摘した。

「やかましいですわ!!無駄口を叩く暇があったら、とっとと放蕩皇子達を無力化して後ろに通してしまった連中の後を追いますわよ!!」

二人の指摘に対して顔に青筋を立てて声を上げたデュバリィは気を取り直してエンネアとアイネスと共にオリヴァルト皇子達に襲い掛かり

「フフ、貴女とはあまり話す事はなかったけど、私達は可愛い”妹”を翻弄する”姉”同士として、異色のデュエットを奏でましょうか、ルシオラ。」

「今も”妹”を翻弄している貴女と(シェラザード)の”巣立ち”を見届けた私を一緒にしないでもらいたいのだけど……せっかく”歌姫”と”踊り子”、そして”観客”が揃っているのだから、舞わない方がそれぞれに対して失礼に値するわね……!」

クロチルダに声をかけられたルシオラは呆れた表情で答えた後クロチルダとリンクを結んで苦笑しながら自身の得物である扇を両手に持って構えた後オリヴァルト皇子達やクロチルダと共にデュバリィ達との戦闘を再開した。



「ふふっ、話には聞いていましたが、オリヴァルト殿下やミュラーさんは私の想像以上にリベールで良き出会いに恵まれ、そしてその方々と共に飛躍的に成長されたようですね。」

「ええ。その成長の証を今この場で継母上にも示しましょう……!」

一方苦笑しながら指摘したオリエの指摘に対して頷いたミュラーは得物を構えなおした後オリエとの戦闘を再開した。

「……エリゼちゃん、一つだけ聞いてもいいかな?」

「何でしょうか?」

「エリゼちゃんがさっき言ったエリゼちゃんのオリヴァルト殿下達に対する”本音”――――――エリゼちゃんがリィン君達の件でオリヴァルト殿下達を恨むようになり始めた時期はやっぱり去年の内戦が勃発したあたりの頃かな?」

「………そうですね。――――――最もユーゲント陛下や血統主義のエレボニアの貴族達に対して厳しい考えを抱くようになったのは兄様と共にメンフィルの”本国”に留学していた頃ですが。」

「そっか………幾ら大切な家族の件があるとはいえ、仮にも相手は”皇帝”なのに貴族のお嬢様のエリゼちゃん
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