暁 〜小説投稿サイト〜
崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
最終章へと向かうその前に…
キュア☆おっきーR/水着ジェネレーションFOREVER
[3/8]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
つ持ってんのお前。
マリーと広海さんと会った時のあの服も良かったけどそれもそれでいいわ。俺は可愛いと思う。
嗚呼…高校の修学旅行…お前と一緒に姫路城見に行きたいだけの人生だったわ
って、心の中に思いとどめとくだけで絶対に口に出して言わねーけど。
と、彼は心の中で密かに思うのだった…。】
(
泰山解説祭
(
式部パイセンのやつ
)
で丸見えなんだよなぁ…。)
「ったく…どいつもこいつも余所行き服でキメて来やがって…。
こういう時こそ普段通りの格好だろーがよ。」
「それまーちゃんが言う?」
「どういうことだよ。」
ネクタイを締め直し、オールバックの髪をかきあげて帽子をかぶる普段通りの俺はなんてこと気にせずスタスタと歩く。
「何その白いスーツ!?髪型もきめちゃってさ!まーちゃんが一番気合い入ってるでしょ!?」
「私服だよ私服。」
「姫初めて見たよ!?」
うっせーよお前の目は節穴か。
「それじゃ、まずどこ行く?」
うるさいおっきーと肩を組み武蔵がこの後どうするかを尋ねる。
「行きたいとことかは?」
「まずは腹ごしらえかしら?」
即答だな!
あ、お前の隣のマスターもTシャツ広げて『右に同じだ』ってアピールしてるよ。
?
デートをするならば、どこで食事をとるだろうか?
高級フレンチだとか、オシャレな喫茶店だとか、普段行かないようなところに行ったりするのがお約束だろう。
だが、
「じゃあ俺はすだちうどんにしよう。」
「僕かぼちゃの天ぷら付けてください!」
俺達が行ったのはうどん屋だ。
なんかどこにでもありそうなチェーン店の何の変哲もないただのうどん屋だ。
「どうすっかな…。」
「まーちゃん何でカレーうどんなんて頼んだの!?今何着てるか分かってる!?」
しかし今純白のスーツを着ているのにも関わらずついうっかりカレーうどんを頼むという大失敗をしてしまった。
「スキあり!海老天もーらい!」
「ああ武蔵ちゃんとらないでぇ!!」
「常在戦場。隙を見せる刑部姫が悪いのです!」
そう言い、おっきーから取り上げた海老天をパクつく武蔵。
それを見かねた大和はやれやれという感じで
「武蔵が悪いな。ほら。」
「え、いいの…?」
自分のうどんに乗っかった海老天を譲ったのだった。
「…葵様。」
「…。」
そして別のペアではしたくもない格好をさせられ、ご機嫌斜めで頬杖をついている葵を慰める紫式部が
「分かる?道行く人達から視線が突き刺さんの。辛いの。」
だろうな。
1人だけゴスロリだもん。
100人いたら半数は振り向くわ。
「それは…本当に申し訳なく…私もつい張り切ってしまい…。」
「…してよ。」
「…はい?」
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ