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ガールズ&パンツァー もう一人の転校生
修善寺女子高の隊長
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私の頭に最初に思い付いたのがこの思いだった。
「昔のあなたに歯が立たなかった梨華さんは、あなたに追い付きたい、その思いが強くかったから梨華さんは強くなったのです。」
「私に追い付きたくて?」
「そうです。あなたがいなければ梨華さんはここまで強くなることはなかったのです。だから梨華さんはあなたに大きな期待をしているのです。」
はやさんが言っていることが嘘には見えなかった。
「今度は梨華をライバル視して、梨華を抜かしてみてください。そうすれば梨華も更に成長するはずです。」
さやねさんは私に強くなって、と言ってきた。
梨華を目標に強くなることが私にできるか不安だった。
「うん。頑張ってみる。ありがとう、二人とも。」
「私はお願いをしただけですので。」
「私は梨華さんがどうやって強くなったのかを教えたくて言ったまでですので気にしないで下さい。」
二人は梨華たちが向かった方を向き、歩き始めた。


修善寺女子高の戦車道専用施設
此処には戦車道選択者専用寮、戦車工場、車庫、大洗女学園よりも遥かに大きい演習場。
高校の戦車道にしては、かなりもったいなかった。
修善寺中学校時代に戦車道中学生の部において優秀な成績を残していた私だったが、戦車道高校生の部において出場さえもしなかった。
その大きな要因は修善寺女子高の授業予定が問題していた。
修善寺女子高は県立でありながら、他の公立高校とは違い、大会が行われている休日にも授業が入っている。
そのかわり長期休暇が約3ヶ月もある。
「みんな聞いてちょうだい。今度の休みに大洗女学園と練習することになったから。全力で行くわよ。」
「ちょっと待ってください。この時期にどうして練習試合なんてするんですか?それも大会参加の学校と?」
滅多に練習試合も行わない修善寺女子高は情報が漏れないからこそ、対処のしようがないことで有名でもある。
「私が喧嘩を買ってしまったからです。すいませんでした。」

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