第四百四十九話 鳥取での戦士達その十七
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「おっさんの迷惑行為を知ってるからな」
「ふん、じゃあ寝てやるわ」
「何か出来ること探して出来る様に努力しろとかいう発想は」
小鳥が言ってきた。
「やっぱり」
「この人には一切ねえぜ」
「そうなんですね」
「だから余計に駄目なんだよ」
「そうですか」
「実際にもう寝てるしな」
今度は寝袋に入ってふて寝をはじめている。
「悪口はこのまま続けて見ていこうぜ」
「悪口はですか」
「ああ、それが俺の楽しみだしな」
ユルセンはこうも言った。
「ずっと言ってやるぜ、ひっひっひ」
「若しユルセンさんでないなら注意していたわ」
静乃が言ってきた。
「ですがユルセンさんなら」
「いいんだな」
「似たものを感じるので」
それ故にというのだ。
「だから」
「そうか、俺も静乃には何も言わないぜ」
「そうしてくれるのね」
「ええ、これからもね」
「よし、じゃあ一緒にこの世界でも頑張っていこうな」
「そうしていきましょう」
「仲良きことはよいことじゃ」
目玉の親父の目は笑っている。
「では皆頑張っていこう」
「はい、そうしていきましょう」
「そして勝ちましょう」
鬼太郎と天空寺が応えた、そうしてだった。
戦士達は境港での訓練を続けていった、観光も食事も楽しみつつ決戦に備えて一人怠けている者以外は動いていた。
第四百四十九話 完
2020・11・23
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