暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
ANSURU其は天上より堕ち流れる死を奏でる者〜MuR〜
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はこちらが勝っているため、大半がミュールに直撃。そして砲撃は、

――女神の救済(コード・イドゥン)――

手の平を翳して受け止め、イドゥンで吸収していく。収まりきらない残りの砲撃の魔力は、上級の炎熱砲撃・女神の陽光コード・ソールの発動に利用。砲撃が途切れた瞬間にソールを発射。2発目の砲撃がミュールより放たれた砲撃と真っ向から衝突して拮抗。だが、僅かにソールが押し返していく。威力では勝っているようだ。砲撃を徐々に押し返していく。
私とミュールの相性は良いらしいな。近接・射砲撃戦ともに私が上なはずだ。所詮は複製品。今の私を相手に勝てるわけがない。そしてソールはミュールにまで到達し直撃、蒼い爆炎の花が咲く。蒼炎と黒煙がミュールを覆い隠す。

(どうせ無事なのだろう・・・?)

――我が武装その壱(エレクトロ・ギタレ)――

――砕音破ただ狂おしく(クヴァール・ゲロイシュ)――

「やはりな」「「っ!!」」

爆炎を吹き飛ばして拡散するのはト音記号、八分音符、全音符、シャープ、フラット、ナチュラルと言った魔力で創られた音符群。私はそれらを見てすぐに『ザフィーラとシュリエルは回避!』指示を出し、隠れしセフィラ・ダアトより動けない私は留まって・・・

「(魔力は先ほどの砲撃で回復したからな)・・・派手に行くぞッ!」

――女神の大戦火(コード・フレイヤ)――

†††Sideオーディン⇒シュリエルリート†††

オーディンのご指示通りに私とザフィーラはミュールの魔導を回避する事で難を逃れたが、彼はその場から動こうとしない。ミュールの魔導がオーディンの周囲に着弾し爆発。「オーディン!」「我が主!」ザフィーラと共に名を叫ぶ。橙色の閃光と黒煙がセフィロトの樹を覆い隠す。だが私たちの心配は杞憂だった。黒煙が蒼く光ったと思った瞬間、何本もの砲撃が黒煙を吹き飛ばしてミュールへと向かって行く。

「わふっ♪ すっごい重奏(アンサンブル)? リピートありと言うのもすごいなお兄ちゃん♪」

ミュールは翼を翻しながら断続的に放たれて来る蒼の砲撃群を避けつつ笑う。オーディンの頭上には、あの方の魔導を象徴する十字架と四本の剣で形作られた魔法陣が18と環状展開されていた。魔法陣1枚より断続的に発射され続ける砲撃。それが18枚となると、その合計は百幾つとなる。

『シュリエル。私の砲撃フレイアがあと僅かで途切れる。それと同時に捕縛の魔道を仕掛けるから、間髪入れずにデアボリック・エミッションを頼む』

『判りました、お任せを』

頼まれた事に心が弾む。期待に応えたい。ただその一心でミュールの動きをしっかりと追う。それにしても「回避力が途轍もないな」ミュールは笑顔でフレイヤという砲撃群の中を踊るように回避していく。その中でも
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