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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
ANSURU其は天上より堕ち流れる死を奏でる者〜MuR〜
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魔道となり、ミュールにも通用する。
準備万端になった直後、「さすがお兄ちゃん、すっごぉ〜い♪」あの娘――ミュール・エグリゴリの幼い声が、拡声器を使ったかのように大音量で響いてきた。一斉に身構える。どんどん近づいて来る神秘。先手は私が貰い受ける。空へ向かって左腕を伸ばし、周囲に魔力球を29生成。レベルは中級、効果は攻性、属性は雷撃系、魔力に神秘を付加。
――
天壌よ哭け
(
コード
)
、
汝の剛雷
(
エネディエル
)
――
ミュールの気配のする方向へ向け射出する。エネディアルは高速で天へ上って1つの雲に進入、「
爆散粛清
(
ジャッジメント
)
」指を鳴らし全発を爆破させる。爆破した蒼雷が雲を散らす。「やりましたか・・・!?」とシュリエルに訊かれ、私は首を横に振った。
「紳士淑女の皆様っ。わたしミュール・エグリゴリの音楽会をこれより開催しますっ!」
そんなふざけた事を言いながら姿を現したミュールは、風に遊ばれる藍紫色のウェーブのかかった髪を手で押さえつつ、赤紫色の柔和な瞳でこちらを見下ろしている。そして背には、放射状に広がっているクジャクの尾羽・エラトマ・エギエネスと言う名の魔力翼を展開。
「無傷か。ゼフォンとは違ってやはり強いな」
結構な威力のはずだったが、やはり中級では傷を付けれないか。徐々に高度を落としてきたミュールに「やはりお前が来たな」そう言い放つ。
「うん、来たよ。今日のわたしは、お兄ちゃんが死ぬまで帰らないから♪」
VS?―?―?―?―?―?―?―?―?―?
其は偽りを超越せし音楽の堕天使ミュール
?―?―?―?―?―?―?―?―?―?VS
――
我が武装その弐
(
トロンペーテ
)
――
ミュールは胸の前で両手の平を向い合せ、オレンジ色の魔力でなんとトランペットを作り出した。マウスピースに口を付けたところで、シュリエルが血色の短剣ブルーティガー・ドルヒを22基射出。ザフィーラはミュールの逃げ場を限定するために鋼の軛で包囲。そして私はミュールの頭上に、
――
殲滅せよ
(
コード
)
、
汝の軍勢
(
カマエル
)
――
炎熱、氷雪、雷撃、風嵐、閃光、闇黒、無属性(重力・音波etc)の魔力槍を2千基展開。
「
蹂躙粛清
(
ジャッジメント
)
ッ!」
号令を下して一斉降下させる。ブルーティガー・ドルヒとカマエルの挟撃。逃げ場は鋼の軛で封じている。ミュールに出来る事と言えば、迎撃か防御だけ。ミュールは「せぇ〜〜のっ♪」大きく息を吸いプクッと頬を膨らませ、勢いよくプァァ〜〜〜ン♪とトランペットを吹いた。
――
砲閃は全てを粉砕して
(
シュピーレン・カノーネ
)
――
トランペットのベルから特大砲撃が放たれ、ブルーティガー・ドルヒを殲滅、砲撃と共に発生した何百という八分音符がカマエルを迎撃。しかし数で
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