第四百四十九話 鳥取での戦士達その十六
[8]前話 [2]次話
「色々なお料理があって」
「料理人の質もいいんだ」
「そうですね」
「あの国は食材も豊富でキッチンも凄いからね」
「尚更ですね」
「司さんをはじめとしてアメリカに行く人も多いよ」
「アメリカは凄いよ」
その司も言ってきた。
「世界中から一流の人材が集まるよ」
「お料理についても」
「そうなんだ」
「しかしイギリスとなると」
一色がまた話した。
「確かにないね」
「俺達の中でもあの国の人間で料理の上手い奴がいるか」
ロキはこのことを指摘した。
「誰かいるか」
「おらんみたいです」
ぎんかが答えた。
「どうも」
「そうだな」
「これがどうも」
「ティーセットや朝食はいい」
こうしたものはというのだ。
「しかしだ」
「それでもですか」
「他のものはどうもだ」
「ロキさんの方でも」
「そうだからな」
「というか紅茶だけだとね」
トレイニーが言ってきた。
「寂しいわよね」
「そうですね」
デミウルゴスも同意だった。
「やはり他のお料理も充実していませんと」
「イギリスに美味しいものなし」
アーサー=ペンドラゴンが言ってきた。
「よく言われるわ」
「それは誤解かと思ったんだけれどね」
ここで言ったのは桃子だった。
「私も実際に食べてみたら」
「まずいな」
「そうなんですよね」
こうロキに話した。
「これが」
「そうだな」
「ですからこの境港のお料理は」
「蟹もいいしな」
「他の食材も充実していますから」
「いいものだ、それで話を戻すが」
ロキはこうも言った。
「動くと迷惑をかけるよりもな」
「寝ていてくれた方がですね」
「いいですね」
「ましてやあのおっさんは本当に酷いからな」
「ですよね、最悪ですよね」
「全くだ」
「誰かわしをフォローせんか」
仙人はまた起きて抗議した。
「本当に一人もおらんではないか」
「だからフォロー出来る要素ねえだろ」
またユルセンが言う。
「何一つな」
「だから最悪か」
「最低って言われないだけましだろ」
「同じ様な意味ではないか」
「また違うだろ、じゃあ下の下以下ならいいのかよ」
「何故そこであの社長になる」
「あの社長のランクだとおっさんはそうなるからだよ」
それ故にというのだ。
「俺もそう言ったんだよ」
「ええい、全く口が減らん」
「じゃあ言われない様にしろよ」
「具体的には何をしろというのだ」
「それ言うと寝てろとしか言わねえからな」
ユルセンとしてはだ。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ