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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第二百五十五話
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をちょうど逆再生にするように。
「暦さんは下がってて」
「僕だって何かできるはずだ。囮だろうと何だろうとやるよ」
「そうかい」
影の中からサイコEカーボンのブレードを取り出す。
影の中に置いていて、奏が文句を言っていた予備の装備だ。
「白騎士の中核フレームを成す超硬質かつ霊的親和性の高い素材で作った刀だ。貴方なら使いこなせるはずだよ」
緩やかに波立つ暗闇に刺さる刀を暦さんが抜く。
「暦さん。気功を使えるとはいえ今のあなたは弱体化している。気を引き締めて」
「わかってる」
駿河が隣で不満そうに言った。
「ご主人様私には何かないのか?」
ふむ。無くはないしこの日のために作ってはいたが、少々戦力過剰ではないか。
下手したらここで死屍累生死郎倒せるんじゃないのかな。
出来れば大筋には沿いたいけど、倒せるならそれでもいいか。
「ほらよ」
神原駿河専用装備を影から取り出す。
それは大型のグローブだ。
レイニーデヴィルの腕の上から被せるための物。
手首あたりまでしかないそれは炭素繊維で織られたグローブにスパイクと装甲を被せたものだ。
イメージはアームストロング少佐のグローブ。
「芸術的な錬金術が使えそうなグローブだな」
「モチーフは諸それだしな。お前の機動力を殺さず攻撃力と防御力を挙げるにはIS以外じゃそれしかなかった」
駿河が腕にグローブをはめて握りしめる。
「うん。しっくりくるな」
俺が銃を構え、暦さんが刀を構える。
そしてファイティングポーズを取る駿河。
「援護してくれご主人様!」
思い切り飛び出す駿河。
数歩でトップスピードに乗った。
そのまま腰を回してグローブを填めた左腕を大きく引き絞る。
初代怪異殺しは、動かない。
駿河の渾身の一撃は俺が援護を入れるまでもなくターゲットを捉えた。
甲冑の心臓のあたりを思い切り撃ちぬいたその一撃で甲冑が再度バラバラになる。
避けるそぶりを見せない当たり…。
いや、別にいいか。
「どうだろうか」
着地した駿河が散らばった甲冑を確認する。
「神原気をつ」
けろ、と暦さんが続ける前に動きがあった。
足元に落ちていた籠手。
それだけが動き出し、駿河の右足と左腕に掴みかかった。
「なっ!?」
「神原!」
「動くな駿河!」
移動術式展開。
加速術式オクテッド。
ターゲットは籠手!
トリガーを二回引く。
銃口から放たれた弾丸は八重の加速術式で速度を増しつつ、移動術式で定義された弾道を通る。
音速の数倍の速度で進む弾丸は空気との摩擦で温度が上がる。
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