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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第二百五十四話
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ようであった。
翼はようやく見つけた屋根も床も抜けていない教室で椅子に腰かける。
「えっと…起動」
翼がペンダントを握ってそう唱えると、翼の周囲をホロウィンドウとホロキーボードが取り囲む。
SFチックで近未来的なその光景に流石の翼も驚きの表情を浮かべた。
しかし驚いてはいられない。
ホロウィンドウを見渡すと、大半がこれと言った情報が表示されていない状態だ。
表示されているのはちょうど翼の正面のホロウィンドウ。
基本的にはパソコンの画面と変わらない。
翼は中身を確認しようとした。
アイテムリスト、そう書かれたアイコン。
すると手を動かすまでもなく別ウィンドウでアイテムリストが開く。
「脳波コントロール…すごいなぁ」
アイテムリストはさらに食品、家具、インフラ、武器などの小項目に分かれている。
食品の欄はその名の通り食品。
ただし全てが保存食である。
それでもサバイバル用ハイカロリーバー、乾パンとジャム、即席麺、フリーズドライ食品など種類には事欠かない。
家具の欄は簡易ベッドやパイプ椅子やツールナイフなどで、内容だけ見ればやや豪華なキャンプ用品といった所か。
インフラの項目を開くと浄水器、発電機などの聞き覚えのあるもの。
そして見慣れぬ[エネルギーバリアジェネレーター]など。
翼が見たくないなぁと思いつつ武器の欄を開いた。
拳銃、サブマシンガン、アサルトライフル、スナイパーライフル、サバイバルナイフ、魔法の杖(仮)、エトセトラ。
「私に何させる気なの..........?」
引き気味に呟くとそっと武器の欄を閉じる。
残りの調理器具などの欄を一通り見終えると、翼はインフラの整備を始めた。
とりあえず浄水器と発電機を量子展開してみる。
どちらも箱型でユーザーインターフェースと機能的に必要となる注排水口やコンセントしかないシンプルな見た目。
翼が恐る恐るエネルギーバリアジェネレーターを展開した。
出てきたのは一辺十センチ程の銀色の立方体。
ただし八つに分割線が入っており、マスの少ないルービックキューブにも見える。
翼が使い方に悩んでいるとキューブがひとりでに浮き上がり、バラバラになった。
八つの小さなキューブが教室の八つの角に嵌ると、ブゥンと音を立てて光る壁を作り出した。
「なにこれすごい」
出てきた言葉の意味は賞賛であったが、その音には呆れの意味が九割は含まれていた。
いや、もしかしたら十割を通り越して十二割くらいの呆れだったかもしれない。
やや疲れた表情を浮かべながら、翼は服を買うべく教室を後にした。
どういう基準かエネルギーバリアは素通りすることが
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