第2種目 『騎馬戦』 開始前
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たの! それで、どうしますの?」
プリプリと頬を膨らまして怒る八百万に質問されるが、緋奈は何のことかわからず首を傾げる。その様子に、何となくわかってましたわ、と額に手を当てる八百万。そして、ビシッと人差し指を緋奈に向けて、
「1度しか言いませんから、ちゃんと聞いてください!いいですわね? 緋奈さん」
そう圧をかける。それに対し、緋奈は首を縦にブンブンと振った。
「では、説明しますわ」
八百万はそう言って説明を始めた。
制限時間が15分。騎手はそのチームの合計ポイントの表示されたハチマキを着けてそれを奪い合う。
0ポイントでもアウトにはならないらしいので、かなりの混戦が予想できる。
個性もありらしいが、あくまでも騎馬戦なので悪質な崩し目的なのは一発退場。
「とまぁ、こんな感じですわ。ちゃんと覚えましたか? 緋奈さん」
「要するに、適度にハチマキとって適度にサボればいいってことだね!!」
「ひ、緋奈さん!サボるのはダメですわ!プロの方々が見てますのよ!」
凄い圧をかけられた。と緋奈は引きつった笑みを浮かべる。
「ま、まぁ、ルールはなんとなーく把握したし、強個性持ち艦隊編成作らなきゃっと」
「ひぃなぁさぁん? 注意した傍から本音が隠しきれてないですわ?」
「…さ、さー!気を取り直してサボれ…じゃなくて、1位取れる仲間を探すぞ〜!! って事で、一人目は八百万!! あ〜と〜は〜、あの二人でいいや」
「あ、へ? わ、私もですの?」
「はいはい、驚いてないで、さっさとあの二人を迎えに行くよ〜ん♪」
ワタワタとしてるのがめちゃくちゃ可愛い八百万の背を押しながら、緋奈はこのチームに必須な二人を勧誘しに向かった。
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