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同盟上院議事録〜あるいは自由惑星同盟構成国民達の戦争〜
閉会〜金帰火来には遠すぎる〜
船団の国〜アスターテ連邦共和国〜(上)
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いつか、と呟くとグーヴィヌはえぇその通り、と肩をすくめる。
「昨日の件なら引き続き秘匿されていた案件の一環だ。今はまだ触れるにも探るにも難しい、しばし待てと伝えたはずだぜ、状況が動くのはどの道、5月に入ってからだ。今のところは俺が動いても新しいものは出ねぇよ」


「いえ、そちらではありません‥‥あぁ関係しているといえばしていますが、弁務官としての貴殿に要請したいことがあるということでしょう」

「総裁がお呼びです、急用だそうで」

 国家の中枢、総旗艦の中をエレカは進む。行く先は船団総裁府、そこに待つのは船団国家、アスターテ連邦共和国が元首 大船団(プレジデント・)総裁(オブ・グランフリーツ) ギルエ・グラスである。



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