暁 〜小説投稿サイト〜
魔法絶唱シンフォギア・ウィザード 〜歌と魔法が起こす奇跡〜
無印編
第66話:奇跡を起こす者
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見て颯人がニヤリと笑う。

 颯人の言う通り、奏は颯人が1人で月の欠片の対処に向かった時静かに涙を浮かべていた。ヒュドラがファントムに変異した事もあって、颯人が1人でいなくなってしまう事が不安だったのだ。

「どうなんだよ、ん〜? 正直に言ってみ?」

 挑発する颯人。それに対して奏は──────

「もう知らんッ!? 誰が言うか、この馬鹿ッ!?」

 羞恥心を誤魔化すように怒鳴り、勢いよく立ち上がると響達の元へと向かっていった。その様子に颯人は大きく笑い声を上げる。

「ハッハッハッハッハッ!」

 空に無数の星が降り注ぐ中、颯人の笑い声が響く。

 その向こうでは奏が、翼や響達と無事を喜び合っていた。
 仲間達と笑い合う奏の姿を、颯人は笑みを浮かべて目に焼き付け、そして星が降り注ぐ空を見上げるのだった。
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