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雲は遠くて
174章 人生は夢と希望と自由の冒険の物語
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そのNHKテレビテキストを
アマゾンで 購入して読み終わったばかりだった。

《 マルクスや、彼の盟友のエンゲルスがいなかったら、『資本論』は
現在 存在しなかったんだろうしな。

 そんなことになってたら、いまの資本主義経済を、
これから、どうしていったらいいかも、
わからなかったんじゃないかな。
人類は、さらなる 貧富の拡大や過労死や労働環境の悪化とか、
さらなる 環境破壊や新たなウィルスの感染症とかで、
これからの社会の 明るい未来なんて、描けなかったんじゃないかな?

 マルクスも、残念ながら、明るい未来社会への 具体的な解決策を
提示するところまでは、書き残してくれてなかったようだけど。

 でも 『資本論』は 資本主義経済を、徹底的に正確に分析して、
その問題点とかを提示してくれているよな。
おかげで、明るく楽しい未来のイメージは、
みんなの 力 で、描いていけると思うよ。
その点は、マルクスやエンゲルスに、人類は、感謝、感謝だよね。

 そうそう。1月9日の夕方に NHKで放送の、
『“イマジン” は生きている ジョンとヨーコからのメッセージ』も
よかったよな。

世の中、良くしていくためには、ジョンレノンの言うように、
イマジン、想像力で、行動して、変革していくってことだよな。
つまり ラブ & ピースってことだよ。》

 そんなことを、信也はあらためて思った。

 『100分 de 名著』『資本論』の講師は 斎藤 幸平は、
1987年生まれ、哲学者、経済思想家。
専門は マルクス経済学。大阪市立大学 准教授。
マルクス研究界最高峰の賞ドイッチャー記念賞を受賞。
当時31歳で歴代最年少、日本人初受賞となる。

 『100分 de 名著』には、こんな紹介文がある。

経済思想研究者の斎藤幸平さんは、ソ連や中国といった
既存の 社会主義国家にはなかった 全く新しい社会ヴィジョンが、
マルクスがその生涯をかけ執筆した 大著『資本論』のうちに眠っているといいます。
マルクスによる「商品」、「貨幣」、「労働」、「資本」などについての鋭い分析は、
執筆された 150年前の当時と今では 状況は 異なっているにもかかわらず、
全く古びていません。

☆参考文献☆
<1> 
NHKテレビテキスト「100分 de 名著」
「カール・マルクス資本論」講師 斎藤 幸平
https://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/105_sihonron/index.html
<2> 
“イマジン” は生きている ジョンとヨーコからのメッセージ - NHK
https://www.nhk.jp/p/ts/5P6LP3M51V/
http
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