スーパーロボット大戦OGs
0028話
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レモンが科学者だからこそ言える台詞だな」
レモンとそんな事を喋りつつ、レイディバードがラングレー基地へと到着するまでの時間を潰した。
「これが、時流エンジン」
シャドウミラーとしての最初の任務が終了して数日。ようやくと言うか、とうとう時流エンジンのサンプルがラングレー基地に届いたのだ。
そしてその時流エンジンが置かれているシャドウミラー用の格納庫で俺とレモンの2人は時流エンジンがコンテナから搬出されるのを見学していた。
梱包を解いていく整備員達だが、ふと気が付く事があった。
「ちょっと大きくないか?」
そう、その大きさはPTに搭載されている一般的な核融合ジェネレーターや新型のプラズマ・ジェネレーターに比べて明らかに大きいのだ。
こうして見る限りでは、大体1.5倍くらいの大きさだと思われる。
「ええ、確かに。ちょっと待ってて。一緒に送られてきたレポートに何か書いてあるかも」
俺と同じ事を感じたのだろう。レモンが眉を顰めて梱包を解いている整備員達へと声を掛けている。
やがて渡されたレポートを読み始めたが、その表情は晴れない。
最後の1ページまで読み進め、溜息をついているレモンへと声を掛ける。
「どうだった?」
「そうね。まずこの時流エンジンは現在研究されているものよりも前の世代のものらしいわ」
「前の世代?」
「ええ。今研究されている時流エンジンは普通の動力炉、いわゆる核融合ジェネレーターと同じ大きさらしいわ」
まぁ、サンプルとして送られてきたものなんだし、確かに最新型の小型タイプである必要は無い、のか?
「じゃあ、これは俺の機体の強化には使えないのか?」
前回の作戦時にヴィンデルが言っていた、時流エンジンを使用して俺の機体を強化するという案は無理という事になるのだろうか。
「いえ、それが全くそういう訳でもないのよ」
だが、その懸念はレモンに否定される。
「いい? まず確かにこの時流エンジンは前の世代という事でサイズ的には大きいわ。でも、最新型の時流エンジンよりも勝っている所も幾つかあるの」
「勝っている所?」
「そうね。まず大型である為に、現在の小型の時流エンジンよりも生み出す事が出来るエネルギー量は多いわ。そして安定性に関してもこちらが上のようね」
「なるほど、古いものではあるけど使えない訳じゃないという事か。だが、今問題なのはその大きさだろう? この大きさじゃとてもじゃないがアシュセイヴァーで使うのは無理だぞ。それこそ特機とかなら可能かもしれないが」
そう、いくら現行の時流エンジンよりも性能が良いとしても、実際に使えないのでは絵に描いた餅以外の何物でもない。
「そう、それが問題なのよね」
レ
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