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仮面ライダー エターナルインフィニティ
第四百四十九話 鳥取での戦士達その九

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「悪人と言える時もある」
「そうなの」
「人間は確かに色々だが」
「その人はなのね」
「悪人とも言える」
「そんな人も仮面ライダーなのね」
「人間だからな」
 それ故にというのだ。
「仮面ライダーは即ち人間だからな」
「ああ、そういうことね」
「こう言えばわかるな」
「よくね、人間はね」
「善も悪もある」
「それでよね」
「草加さんの様な人もいる」
 悪人とも言える者がというのだ。
「その場合もな」
「ううむ、仮面ライダーといってもタケル君の様な人ばかりではないとわかっておるつもりだったが」
 目玉の親父も腕を組んで言う。
「そうした人もおるか」
「戦力としてはかなりでして」
 今度は輝気が話した。
「参謀もしてくれますが」
「それでもじゃな」
「確かにそうした一面があります」
 輝気も否定しなかった。
「僕達には確かに何もしないですが」
「そうか」
「今は妖怪も受け入れてくれていますから」 
 人間以外の存在もというのだ。
「安心して下さい」
「ならいいがのう」
「そのことは安心していいです」
 天空寺も目玉の親父に言った。
「今の草加さんはです」
「妖怪でも嫌わんか」
「ご自身もオルフェノクになられまして」
「それでか」
「そうした感情がなくなりました」
「そうか、自分がそうなるとな」
「偏見はなくなりますよね」
「うむ、なら安心じゃ」
 目玉の親父は確かな声で頷いた。
「その人とも会える」
「はい、本当に」
「ではその時を楽しみにしていよう」
「そういうことで」
「ライダーの人達の戦闘力は桁外れですから」
 鬼太郎も言ってきた。
「頼りにしています」
「あれっ、鬼太郎さんも強いんですよね」
 猿飛秀吉はこのことを言った。
「そうですよね」
「いえ、僕はそれ程」
「聞いてます、滅茶苦茶強いって」
 秀吉は調子のいい感じで言った。
「なら頼りにしています」
「そうですか」
「俺は戦わないですけれどね」
「しかし随分身軽じゃのう」
 砂かけ婆は秀吉のこのことを指摘した。
「戦わん割には」
「けれど格闘とかはしないんですよ」
「そうなのか」
「はい、俺は」
「猿はサポート要員だぎゃ」
 海が言ってきた。
「戦うのは僕達の仕事だぎゃ」
「そういえばあんた強そうだな」
 このことは子泣き爺が言った。
「頼りにしておるぞ」
「こちらこそ」
「ははは、お互いにじゃな」
「そうですね」
 二人で嗤って話した、そうした話をしてだった。
 戦士達はそれぞれ親睦を深め訓練も行った、訓練は今回も実戦さながらでマギーは怪我をした者達の手当てをしつつ言った。
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